コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。ザ・ノース・フェイスの鰐渕 航さんは考え方が大きく変わり、いろいろな面で思い切りがよくなった。
【MY STANDARD 100 #46】 ザ・ノース・フェイスのバックパック”Big Shot” 鰐渕 航(ザ・ノース・フェイス PR/34歳)
バックパック”Big Shot”[縦55×横35×マチ25.5cm]¥17,000/ザ・ノース・フェイス(ザ・ノース・フェイス オルター)
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WITHコロナのワークスタイルに合わせて 新調したバックパックはレトロなルックスも魅力
まわりとは真逆かもしれませんが、「思い切りのよさ」と「ポジティブ」さの度合いが増しました。例えば「いつかやってみたい、行ってみたい」と思ったことを、本当にやりたいと思うならすぐやろうと行動に移すようになったし、逆に「今じゃないな」と思うのなら潔くやめようと割り切るようになりました。
考え方は変わりましたが、「好きなモノやコトはどうなっても好き」ということは変わっていません。僕は山が好きなので、仕事のタイミングなどで今すぐに山に行けないのであれば、行く準備を動ける時間でしておく。あるいはどうしたら行けるか? 方法や段取りを考える。今まで行き当たりばったりなことが多かったのですが、いろいろなことを前よりも計画的に考えるようになりました。だから、決してネガティブにはならないですね。
洋服のテイストやスタイルはそのまま、選び方や買い方は変わりました。「とりあえず」ということがなくなり、長くずっと使いたいと思えるモノを迷わず手に入れるようになりました。ひとつの物を長くというのが、本来のサスティナブルなんだと感じています。
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リモートワークが増えたことで、パソコンや資料の持ち運びが頻繁になり、自粛明けのタイミングでバッグを新調。収納、耐久性、容量などを精査して定番の”Big Shot”に落ち着きました。アメリカの学生が背負ってそうなレトロっぽさが、自分のツボにハマったのも選んだ理由。
電車や自転車での通勤スタイルは落ち着いたカラーがベースなので、明るいブラウンがいい感じのアクセントに。一見薄着ですがザ・ノース・フェイスのダウンシャツはあたたかいから12月いっぱいはこれぐらいでOK。シャツ型はアウトドア感があまり強調されないので、アウトドアだけでなく街中でも重宝しています。アメカジが僕のスタイルのベースだからインナーはタフなグッドウエアのカットソー、足もとはニューバランスをチョイス。
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専用スリーブにPCはそのまま入れています。中にはポケットも多く、整理しやすいのも利点。メインコンパートメントはそのままモノを入れると迷子になりがちなので、オーガナイザーを併用しています。
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摩耗しやすいボトム部分には強度の高いナイロンを使用していて、荷物を入れると自立するのも便利。一泊程度の出張の荷物も気持ちく収まる容量(32L)です。
ザ・ノース・フェイス オルター TEL:03-6427-1180
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori