コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。WITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。ムロフィスの嶋田哲也さんはモノ選びにおいて長く使えるという指標が高まり、長年憧れていたデニムカバーオールを購入。
【MY STANDARD 100 #39】 嶋田哲也さん(ムロフィス プレスマネージャー/38歳) ポストオーバーオールズのエンジニアジャケット
エンジニアジャケット¥43,500/ポストオーバーオールズ
<
>
若い頃に憧れたカバーオールは WITHコロナ時代にも育てる楽しみが
在宅勤務が続いているのでひとりの時間が多くなりました。実際に人と会うことで得られるさまざまな情報や、会うコトの大切さを今まで以上に感じています。リアルな現場感はやっぱり大事ですよね。
洋服のテイストや好きな色などは変わりませんがモノ選びに時間をかけるようになったので、買い物をする回数が減りました。不要なモノは持ちたくないという思いが強くなり、長く使えるモノを選ぶという指標が高くなったかもしれません。 。
若いころに欲しくて買えなかった、憧れのモノにも目が向くようになりました。そんなアイテムのひとつがポストオーバーオールズの創業以来の定番、エンジニアジャケット。時代とともにマイナーチェンジを繰り返して、かれこれ20年以上の歳月を経て今に至っているというストーリーにも心が動きました。
<
>
最近は機能的な服を着ることが増えています。現代のワークウエアとして時代の一歩先を行くテアトラのセットアップに、デニム素材のカバーオールをコート風に羽織りました。アイスブレーカーのメリノウール素材のキャップとハーフジップシャツ、ヴェイランスの化繊ワタのインナーダウンで防寒をして新旧ワークウエアをミックス。
セットアップは360度ストレッチ素材だからストレスフリーの着心地。在宅ワークでも肩が凝りません。カバーオールはライトな10オンスながら耐久性は抜群のデニム。ラグランスリーブでリラックス感のあるシルエットだから、打ち合わせなどで外に出るときもサッと羽織ることができてラク。過去と現代の機能を体感できるコーディネートです。
<
>
チンストラップ風のボタン留めにも機能性が感じられて…。長年憧れていたモノは、新しい時代でも好きという感覚は変わりません。きっとこの先も変わらないと思います。やっと手に入れた今は、WITHコロナをこのタフなカバーオールと歩み、自分色に育てるのが楽しみです。
<
>
ファッションエディターが愛用するカバーオール
ポストオーバーオールズ TEL:03-5942-1545
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori