コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。シップスの目黒龍太さんはリラックスできるスウェットのセットアップの中から、着心地がよくてだらしなく見えないものをセレクト。
【MY STANDARD 100 #33】 クレプスキュール×シップスのスウェットセットアップ 目黒龍太さん(シップス プレス/31歳)
スウェットフーディ¥20,000・スウェットパンツ¥20,000/クレプスキュール×シップス(シップス 渋谷店)
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ニットブランドならではのスウェットは 上質で高見えするから外出にも使える!
一瞬でマスクが売り切れたり、自由に外出ができなくなったり。今までにない経験を通して、すべては有限であると。だからひとつひとつのモノやヒト、コトを大切にしていきたいという意識が高まりました。コロナ禍と同時期に人種差別問題も世界中で注目され、他人の立場も鑑みて物事を考えるようになりました。
洋服が好きだということは変わりませんでした。たとえどこかに行けなくても、ずっと家にいても洋服は絶対に着ます。服を選ぶ楽しさ、好きなものを身につけることの楽しさは以前と同じです。
在宅ワークが導入されるなど仕事でも座っている時間が増えたので、大好きなシャツはシワが気にならない素材、あるいはシワが入っていてもカッコよく見えるものにシフト。パンツはクリース入りではなく適度にルーズで、そこまでユルく見えないタフなチノパンが増えたり。行動が制限されて楽しいことが減ったときは、プリントTで気分を上げていました。プリントTって偉大ですよね。
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リラックスできるスウェット系のセットアップは以前より着る機会が増えました。そんな中でも着心地がよくてだらしなく見えないもの、着こなしの応用がきくものを厳選しています。クレプスキュールの別注スウェットはそんな条件をらくらくクリア。
セットアップで着るときはオールブラックでまとめつつ、インナーにヘインズの白Tを合わせて抜け感を入れています。足もともスニーカーでなくパラブーツのレザーシューズ。かっちりしすぎないデッキタイプのものを選んでバランスを取りました。足もとがレザーシューズならニットキャップを被ってもくだけすぎた印象にならないのも利点。
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タフでいて繊細な目の詰まったスウェット生地は、ニットに強いクレプスキュールならでは。スウェットのボディブランドとは一味違う上質な佇まいは、高見えして、2マイルウエアとしても申し分なしです。
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リラクシングな大人のセットアップをもっと見る!
シップス 渋谷店 TEL:03-3496-0481
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori