コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。トゥモローランドの川辺圭一郎さんは、ファッションを客観的に見ることで自分が本当に着たいものがわかった。
【MY STANDARD 100 #30】 キャバンのコットンカシミヤ プルオーバーパーカ 川辺圭一郎さん(トゥモローランド PR/30歳)
コットンカシミヤ プルオーバーパーカ¥39,000/キャバン(キャバン 代官山店)
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着心地最高でどんなアイテムと合わせても 品よく見せる万能シリーズ
コロナ禍以降、ファッションの役割について考える機会が増えました。ただトレンドをなぞるのではなく、「なぜその流行が生まれたのか」、その背景や、「今の世の中で何が起こっているのか」を意識するようになりました。現代人がどのような心境で暮らしていて、その中での優先順位は何かを考えることで、ポストコロナの次の流れが見えてくるような気がしています。
世の中全体で考えるとファッションの優先度は高くないのかもしれません。それでも自分はファッションがもたらしてくれる楽しさや豊かさを、表現して広めていきたいと思います。一過性ではなく長く愛用できるもの、経年変化が楽しめるもの、着心地のいいもの、オーダーメイドやそこでしか買えないインディペンデントなものなどが、自分が本当に身に着けたいものだということもわかりました。
洋服を買う意味についてもきちんと考えるように。以前は「買っておけば何かにつかえるかも?」と衝動買いをしていましたが、今はライフスタイルのどんな場面で着るか、思い描いて買っています。日常着に関しては着心地と実用性を重視。キャバンのコットンカシミヤシリーズは、デイリーにサラッと着られて品よく決まる新しいMY STANDARDアイテムとして活躍しています。
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シーズンを問わず年中愛用しているイートウツのデニムと秋冬に欠かせないトゥモローランドのタートルネックカットソーにコットンカシミヤのパーカを合わせれば、リラックスした普段着コーディネートが完成。シンプルなスタイルの足もとには、メゾン マルジェラのペイント入りジャーマントレーナーでワンアクセント入れるのが定石です。
仕事柄、日々試行錯誤しながらコーディネートを考えていますが、何も考えずにサラッと洋服を着たい日もあります。そんなときはキャバンのコットンカシミヤシリーズ。パーカのほか、ベストやクルーネックもそろえています。ベーシックなアイテムをモダンに、癖の強いアイテムは品よくこなしてくれる万能アイテム。
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コットンにカシミヤを配分し二重組織で仕立てているから、肌ざわりがとてもよく、真夏以外は3シーズン着られる絶妙な生地感。2年前から着はじめて、今ではワードローブになくてはならない存在となりました。
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キャバン 代官山店 TEL:03-5489-5101
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori