コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。メイデン・カンパニーの柳 雅幸さんは、ワードローブの要不要を見極め、白シャツの汎用性を実感。
【MY STANDARD 100 #24】 インディビジュアライズド シャツのオーバーサイズドボタンダウンシャツ 柳 雅幸さん(メイデン・カンパニー PR/35歳)
オーバーサイズドボタンダウンシャツ¥25,000/インディビジュアライズド シャツ(メイデン・カンパニー)
<
>
カスタムオーダーで手に入れた 白シャツは襟のロール感も自分好み
最近はだいぶ日常が戻って、マスクや消毒は続けていますが、外で普通にお酒が飲めるようになり、少しほっとしています。今まで、独身ということもあって欲しいモノは即決で買っていましたが、今のような不安定な世の中では、要不要をシビアに見極めることが必要だと感じ、消費に対して慎重になりました。
自粛期間中にワードローブを見直してみた結果、自分の好みの色や素材の系統が見えて頭の中がクリアに。最近はベーシックなものを買い足して、自分が好きな服を今の時代にどう合わせて着るか? 考えるのが楽しくなりました。ちなみに、衝動買いには注意していますが、古着は一期一会なので、例外と考えています。
見直したアイテムの中でも、ここ2、3年でよく着るようになったのが白シャツ。以前は全然着ていませんでしたが、ベーシックなものは着方次第でフォーマルにもカジュアルにも応用できるので重宝です。これからも自宅で洗える白シャツはきっとずっと着ていくだろうと。インディビジュアライズド シャツのポプリンのBDシャツは、どんな場面でも着られる汎用性が魅力です。
<
>
最近はトラッドなスタイルが気になっています。白BDシャツにブレザーのコーディネートは、“普段着のトラッド”を意識しているので、ローイングブレザーズのコットン素材を選んだり、オーバーサイズ気味のシャツをタックアウトしたり。以前は帽子と靴などの色合わせもしていましたが、今は適当に合わせて生まれる雰囲気を楽しんでいます。ジーンズはリーバイス®の古着、足元はクラークスのデザートトレックをチョイス。
インディビジュアライズド シャツが響くのは、カスタムオーダーシャツメーカーであること。既製品もありますが、僕が着ているのはカスタムオーダーしたシャツ。手に入れるまでに2、3か月ほどかかりますが、その分、自分の体型や趣向にぴったりの一着が手に入り、満足度が違います。
<
>
ボタンダウンをオックスフォードでなく、あえてコットンポプリンでオーダー。襟のロール具合が気に入っています。このロールによって高級感が生まれ、洗いざらしやノータイで着てもトラッドな雰囲気がキープできる気がしています。
<
>
メイデン・カンパニー TEL:03-5410-9777
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori