旬のアイテム選びや着こなしを手っ取り早く知りたいなら、街ゆくかっこいい大人を見るのが一番だ。おしゃれな人はみんな、自分なりのこだわりを詰め込んだオーダースーツを持っていた!
手軽にアレンジを加えられる楽しさに魅了された
佐藤リッキーさん(44歳/プロジェクトデザイナー)
「既成の服を着ることに少し飽きてきたときに、リーズナブルな価格で自分の好きなようにアレンジできるグローバルスタイルのオーダースーツにハマったんです。これはタイトな作りなのですが、コンサバには見えないようなバランスやカラーを意識。シャツやソックスが、袖や裾口から少しだけのぞくような丈に微調整してもらっています」。
初のフルオーダーは直球のブリティッシュ
猪瀬亮さん(42歳/トゥモローランド 渋谷本店 スタッフ)
「若い頃からイタリアのスーツを愛用してきたのですが、年を重ねてあらためてクラシックな英国調のスーツをフルオーダーしたいなと思い、サヴィル・ロウの老舗で経験を積んだ日本のフミヤヒラノで約2年前に仕立てました。ブリティッシュな雰囲気漂う構築的な肩のラインが特徴。ブレイシスをつけるためパンツの股上は深めです」。
ゆったりとしたシルエットで着こなしの幅を広げる
間瀬裕介さん(29歳/ビームス プレス)
「身体のラインが出てしまうスーツが苦手なので、あえて絞りがゆるやかなゆったりシルエットになるようビームス Fでオーダー。パンツのわたりも広めにとりました。サイドアジャスターなどディテールを極力排除してシンプルに。そうすることでいろいろな着こなしを楽しめるようにしました。今日も足元はクラークスのナタリーでハズしています」。
オーダーのベテランが取り入れた遊び心
手塚雅也さん(38歳/会社員)
「同じくらいの身長の人と比べて腕が長い…」とオーダースーツに踏み切ってから10年以上、これまで麻布テーラーで30着ほど仕立ててきた手塚さん。回を重ねて「もっと自分の色を出したい」とこちらを注文。「一見王道の濃紺のようですが、うっすらとチェックが施された生地をチョイス。ベストは珍しいダブル仕様にして、身体がより立体的に見えるようにしました」。