旬のアイテム選びや着こなしを手っ取り早く知りたいなら、街ゆくかっこいい大人を見るのが一番だ。どうやらこの冬は、トップスにパンツに小物に、白を自由自在に使いこなしている大人が増えているらしい。 吉野弘晃さん(36歳/自営業・札幌) コモリのジャケットにナイスネスのデニムという男らしいワークルックを、同じくナイスネスのガウンとスタジオニコルソンのニットの白で挟むことでクリーンに中和。男っぽさをキープしながら、品のよさを醸し出している。 中里俊介さん(25歳/インストラクター) 色数を絞ることでモダンに。今季注目のグレーのコートでトレンド感を出し、インナーとパンツは白を選んで抜け感を。白のスウェットはセンスオブプレイス アーバンリサーチ、白ジーンズはリー。 伊東正彦さん(51歳/スティーブン アラン ブランドディレクター) 「派手じゃない差し色として白は好き」と語るとおり、武骨な古着のジャケットを生かしながら、バブアー フォー スティーブン アランのロング丈の白ナイロンコートで品よく都会的にアップデート。 居内航亮さん(22歳/学生・大阪) ウルのベージュのコートとフランネルのブリックカラーのニットによる秋色を引き立てているのが、イートウツの白パンツ。程よくワイドなシルエットが余裕を感じさせ、大人っぽい印象に仕上げてくれる。白バッグはチャコリ。 渡邉浩貴さん(28歳/レショップ スタッフ) 221ヴィレッジのブルゾンが、ゆったりとした着こなしに爽やかさをプラス。ジョン スメドレーの水色のニットポロとマーティー アンド サンズの茶色のパンツのコントラストを、ブルゾンの白がうまくつなげている。 上條圭太郎さん(33歳/会社員) マーカウエアのカバーオールとキャバンのモックネックカットソーのシンプル&ラフな装いに、今っぽいムードを加えているのが古着の白のコーデュロイパンツ。温かみある素材なのに白を選ぶことで、遊びあるスタイルに。 磯久純一さん(28歳/スーパー エー マーケット 青山 スタッフ) 「落ち着きがちな色味と気分を明るくしたくて」とボーディのコートをチョイス。白いメルトン地を彩る装飾が視線を集める。はき慣れたジーンズを合わせてどこかレトロな雰囲気に仕上げた。 森田昌仁さん(39歳/会社員) N.ハリウッドのニットとロエベのマフラーで爽やかに白を効かせた。「同じニットでも編み方の異なるものを組み合わせるだけで、スタイリングにこなれ感が生まれます」。ロエベのスリムジーンズですっきりまとめた。 石谷友志さん(36歳/自営業・札幌) ワイズのコートや古着のパンツなど、ビッグシルエットを生かしながら、ルーズに見えないのはソルノールの白ニットのおかげ。モックネックで首元まで白の面積を増やすことで、より清潔さを感じる装いになる。 町田康弘さん(42歳/ビューティ&ユース デザイナー) 紺のジップアップブルゾンにバリーブリッケンのゆったりシルエットの白パンツで、大胆にコントラストをつけて。シンプルながら洗練されたルックが完成。 Text:Hisamoto Chikaraishi