ファッションに真剣な男たち64人が、264着の服や小物を試して本音で語り倒した雑誌ウオモ12月号の目玉企画「みんなの試着フェス!」。特に支持を集めた10アイテムとは? 第10位から第6位がこちら!
第10位 アワー レガシーのコットンキュプラスラックス
「制服と同じで毎日はいても飽きないだろうな」(工藤 健)
コットンにキュプラを混紡した程よい光沢とさらりとした落ち感がかっこいいワイドスラックス。ノンテーパードの男らしいシルエットは意外と見つからない。パンツ¥49,000/アワー レガシー(エドストローム オフィス) スウェット¥8,500・Tシャツ¥1,800/ダメージドーン セカンド ヴィンテージの時計¥688,000/江口時計店 ベルト¥18,000/アンダーソンズ(ビームス 六本木ヒルズ) ブーツ¥62,000/コモリ×サンダース(ワグ インク)
みんなのレビュー!
池田尚輝(スタイリスト)
太いシルエットの普通のパンツのようで、キュプラ混の光沢のある素材感が普通じゃなくていい。持ってたらいちばん使えるパンツでヘビロテしそう。
庄 将司(スタイリスト)
光沢は好きではないけど、この上品な光沢は別!
工藤 健(アダム エ ロペ プレス)
はいた人にしかわからないストイックな佇まいに惚れた。余計なディテールが一切なくて、その何もないつるっとした感じになぜか惹かれる。高校の制服と同じで毎日はいても飽きないだろうな。
山崎貴之(UOMO編集長)
落ち感が強くてきれいなシルエットなのに、試着時に履いてたヴァンズのスニーカーに似合った。ヴァンズに合うスラックスを見つけるとすぐに買っちゃう。
第9位 コモリのシルクフリースネックウォーマー
「シルクフリースという素材に初めて触れた」(飯垣祥大)
いたってオーソドックスなネックウォーマーながら素材がシルクという意外性にやられる。肌触りはもちろん、保温性も抜群だ。ネックウォーマー¥12,000/コモリ(ワグ インク) ジャケット¥186,000/カルーゾ(ワイルド ライフ テーラー) カットソー¥5,800/アダム エ ロペ
みんなのレビュー!
尾崎雄飛(SUN/kakke デザイナー)
シルクは外気温に影響されにくいので肌につけているとあったかい。スカーフだったら普通だけど、シルクの特性を利用してフリースのネックウォーマーにしてしまったというのがすごい。
飯垣祥大(スタイリスト)
シルクフリースという素材に初めて触れた。首にずっとシルクが触れているというのがさらさらとした感触で気持ちいい。試着だけでは暖かさは実感できなかったので、寒くなったら外で使ってみたい。
吉﨑哲一郎(UOMO編集部)
化学繊維のフリースって首につけたとき独特のオイルのニオイがして苦手だけど、シルクは匂わないし滑らかだし、いいことずくめ。もうシルクのフリースってだけで買う。ロングマフラーはもたつくので今年はネックウォーマーかな。
泉 敦夫(スタイリスト)
普通のフリースにない光沢と上品な雰囲気が素敵。
第8位 モスコット×ビームス プラスのサングラス「LEMTOSH」
「安定感がまるで違う」(水澗 航)
1950年代に誕生以来、多くの著名人に愛用されてきたモスコットを代表するモデル「LEMTOSH」を日本人の顔型にも馴染むようにノーズパッド仕様に別注したサングラス。サングラス¥35,000/モスコット×ビームス プラス(ビームス プラス 原宿)
みんなのレビュー!
山崎貴之(UOMO編集長)
これまでモスコットはどのモデルをかけても似合わなかったけど、これは初めてしっくりきた。やっぱり鼻パッドの効果は日本人にとっては、すごく大きい。
原 太一(シェフ)
かけやすくて本当にいい。インポートものにしては小ぶりなデザインが日本人にしっくりくるのでしょう。
水澗 航(STUDIO FABWORK 主宰)
ほかのモスコットも持っているけどビームス プラス別注品は安定感がまるで違った。これまではかけているうちにフレームがずり落ちて、見えにくくなってしまってたけれど、これはレンズと目とのいちばんいい距離感をキープしてくれた。
オクトシヒロ(スタイリスト)
日本人にかけやすい構造になっていてデザインもいたって普通。こういうオーソドックスなサングラスを探していた。
第7位 コム デ ギャルソン・ ジュンヤ ワタナベ マン×カナダグースのダウンジャケット
「クラシックとモードの中間バランスにやられた」(古明地拓朗)
極寒地も、ものともしない「Resolute Parka」をベースに、リサイズしたりフードのファーを取ることで、ファッション性高くアップデート。ジュンヤ ワタナベらしい男らしくも洗練されたパーツ使いが魅力だ。都会的な佇まいの中でカナダグースの赤いクラシックディスクがレトロなムードをプラスしている。ダウンジャケット¥195,000/コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン(コム デ ギャルソン)
みんなのレビュー!
徳原 海(エディター)
真冬の海外出張を筆頭にカナダグースにはずっとお世話になっているけど、従来のアウターよりも軽やかな着心地だった。リフレクターラインの入り方とかDカンのつき方など全体にパーツが多くてもモダンにまとまっているあたりは、さすがジュンヤ ワタナベコラボ。
松本雄司(モデル)
ポケットの内側がフリースになっていて気がきいている。
古明地拓朗(レショップ プレス)
流行ってるイメージが強すぎてこれまでカナダグースを実は避けてきたけど、このクラシックとモードの中間バランスには、感服。着やすさを意識してマーケットに寄せる感じがなく、あくまで野暮ったさとかっこよさのギリギリを狙う感じがかっこいい。着たときのシルエットも抜群だった。
秋山貴紀(スタイリスト)
見た目は大きめだけど着てみると驚くほどジャストフィットで、熱を逃がさない仕様になっていることがよくわかる。
中林龍平(UOMO編集部)
ボリュームのあるダウンパックが苦手。でも小柄な自分(165㎝)が着ても意外とコンパクトにフィットしたので、苦手意識が消えた。
第6位 ニードルズのシンセティックボアジャケット
「重そうに見えてウソみたいに軽い」(髙橋義明)
シンセティックレザーとシンセティックボアを使用したチベタン風ジャケット。保温性はもちろん、とても軽量でノンストレスな着用感が魅力だ。ジャケット¥65,000/ニードルズ(ネペンテス) ニット¥31,000/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー) ユーズドのジーンズ¥5,000/ダメージドーン セカンド ベルト¥18,000/アンダーソンズ(ビームス 六本木ヒルズ) ブーツ¥62,000/コモリ×サンダース(ワグ インク)
みんなのレビュー!
髙橋義明(モデル)
自分の身長(181㎝)にもマッチする着丈で古着っぽい質感が好き。重そうに見えて、着てみるとウソみたいに軽く、これならずっと着続けてもノンストレス。
柿本陽平(ブルーム&ブランチ ディレクター)
若い頃はレザーアウターを愛用していたが最近はご無沙汰だったので新鮮。昔の空気感を匂わせつつ、フロントジップを開けて肩を少し落として着ると今っぽいやわらかなムードになった。
今泉 悠(ayame デザイナー)
パイピングみたいな裏地の切り替えがかわいい。
泉 敦夫(スタイリスト)
ここまでゆるく着られるボアジャケットはほかにない。変に高級感がありすぎないほうが、自分のいつものカジュアルな服装に合わせやすくていいなと思った。
田坂朋彦(一級建築士)
一見シンセティックレザーに見えず、ハードでいやらしい雰囲気が皆無。これまで本革でないアイテムにネガティブなイメージが先行していたけど、この年齢になったからこそ、軽いシンセティックレザーをポジティブに着られそう。
みんなが選んだ234着全部はウオモ12月号をチェック!
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江口洋品店・江口時計店 TEL:0422-27-2900
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コム デ ギャルソン TEL:03-3486-7611
ダメージドーン セカンド TEL:03-6434-0287
ネペンテス TEL:03-3400-7227
ビームス プラス 原宿 TEL:03-3746-5851
ビームス 六本木ヒルズ TEL:03-5775-1623
リーミルズ エージェンシー TEL:03-5784-1238
ワイルド ライフ テーラー(ジュンカスタマーセンター) TEL:0120-298-133
ワグ インク TEL:03-5791-1501
Hair:Kazuya Matsumoto[W]
Stylist:Toshihiro Oku
Model:Ben