さまざまな分野で活躍する男たちの1週間の着こなしに密着。「いつ、どこで会ってもおしゃれ」とウワサの彼らは、冬に何を考えワードローブを組み立てているのか。西又さんはグレーをべースにした色の組み合わせがスタイルの軸だった。
西又潤一さん JUNICHI NISHIMATA
スタイリスト
スタイリスト二村毅氏に師事後、独立。本誌ほか多くのファッション誌、広告、カタログなどで活躍中。私服も仕事もクリーンでミニマルなスタイリングが持ち味。
「夏に自分のベースカラーが黒からグレーに変わって、しばらくは差し色でネオンカラーなどを着ることが多かったのですが、冬はグレーベースはそのままに、より『馴染む色』を探すようになりました。黒が馴染むのは当たり前として、発見だったのはオリーブやベージュなどのいわゆるアースカラー。グレーの冷たいワンカラーコーディネートよりも、冬らしい温もりが出るというか優しげな雰囲気になるんです。着回しもラクですしね」。
MON今季のベストアウターはオリーブカラーのカルーゾ
TUE昔ながらの普通のワークパンツをブランドの新作で見つけるとうれしい
WEDシルバーグレーにはブルーのネオンカラーがマッチ
THUたまにはグラフィックを入れてマンネリに陥るのを回避
FRIモノトーンな日にはやわらかな曲線を意識して
SAT逆に上下タイトシルエットも春に向けて注目している
SUN旅先では色合わせのほかに効果的なレイヤードも意識
Photos:Mitsuo Kijima