文化系アウトドア男子の冬アウターといえばダウンジャケット。おしゃれな大人たちが今年のスタメンに選んだ一着は? お気に入りの理由と着こなしを、セルフスナップで紹介する。第1回はモードとトラッドを絶妙にミックスした着こなしで、UOMO本誌スナップ企画の常連でもあるトゥモローランド PRの川辺圭一郎さん。
アークテリクス|マカイ ジャケット
「ダウンジャケットは外ロケの撮影やスキーに行くときなど、アクティブなシーン用にそろえています。数は持っていないので、お気に入りをとことん着る派。今年は11月に買ったアークテリクスのマカイ ジャケット。防水性・防風性・透湿性を備えたゴアテックス生地という点もポイントですが、何より惹かれたのは街着としても着やすいミニマルなルックス。Anecdote(アネクドート)というミリタリーグリーンの色味もモダンです。フードが取り外せて、スタンドカラージャケットとしても着られる2WAY。普段はコート率が高い僕ですが、今年はこのダウンの出番が増えそうです」
川辺圭一郎さん(トゥモローランド PR)
身長170cm 着用サイズ:M
ダウンジャケット:アークテリクス
ニット:キャバン
シャツ:シャルベ
パンツ:マネ―ル
靴:ジェイエムウエストン
ネックレス:エルメス
眼鏡:アルガワークス
「ダウンを街で着るときは、スポーティになりすぎないように意識しています。シャツを合わせたり、スニーカーでなく革靴を履いたり。緊張感のあるアイテムを入れるときちんと感が出て、子どもっぽく見えません。きょうはオリーブグリーンの色みを生かして、全体をアースカラーでまとめてみました。スウェットのように見えるボトムはマネールのウールスラックス。リラックス感のあるワイドシルエットを、ジェイエムウエストンのゴルフでかっちりした印象に。カーキのニットもインナーをシャツにして、カジュアル感を払拭しました」
「ブランドロゴの始祖鳥やゴアテックスの文字も同色でさりげない。アークテリクスはこういうところが上品ですよね。このジャケットは脇下、フードなど汗をかいたり濡れやすい場所は合成繊維綿のコアロフト、ボディの中心と袖にはヨーロピアングースダウンを入れるアークテリクス独自の“ダウンコンポジットマッピング”という構造で、抜群に暖かい。今季いちばんのいい買い物です」