多くの服に袖を通してきた大人たちには、必ず原点となる思い出の一着がある。「大人にしてくれた服」との出会いに耳を傾ければ、洋服を着ることの楽しみを再発見できるはずだ。西荻窪の「Satén japanese tea」オーナー・バリスタの藤岡 響さんさんにとってのそれは、かつて働いていた「カフェ キツネ」の制服だった、メゾン キツネの カーディガン。
MAISON KITSUNÉのカーディガン
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「一人前のバリスタになる自分を見守ってくれた」
藤岡 響さん／Satén japanese tea オーナー・バリスタ
「2013年、表参道のカフェ キツネの立ち上げにバリスタとして参加した頃から、制服として長年愛用してきたカーディガン。当時バリスタはアルバイトとして雇用されることが多く、それまでは私も昼と夜でお店をかけもちして働いていましたが、カフェ キツネで初めて専任として働き、一人前になれたという思いが詰まっているんです。お店を辞めるときにプレゼントしていただき、今はプライベートでもビジネスシーンでも着ています。これまでもこれからも、キャリアを積んでいく大切なターニングポイントで私を支えてくれる一着だと思っています」
