80年代から’90年代前半、アメリカへの憧れを原動力に渋谷で流行したスタイル「渋カジ」が今再び気になる。最後にピックアップするのはフレンチな香りの「デルカジ」と、完全復刻されたあの名品スニーカー。
全身フレンチで「デルカジ」も大人になったね
渋カジの終焉期、モデルを中心に盛り上がった「デルカジ」に見られた抜け感のあるモノトーンはひさしぶりに実践したいスタイル。DCブランドのそれよりも気分はパリジャン的クリーンなモノトーンだ。フレンチシックを代表するアニエスベーを筆頭に、フレンチアイビーなマルセル ラサンス、P.73で紹介した色違いのリーバイス®「’93 501®」もブラックデニムならフレンチな雰囲気だし、足元はジェイエムウエストンのサイドゴアブーツ。ロゴラベルやレザージッパープルを過去最大に強調したグレゴリーの「クラシックボールド」コレクションでシン・モノトーンの完成。シャツ¥14,000/アニエスベー ニットタイ¥14,500/マルセル ラサンス(シップス 渋谷店) ジーンズ¥12,000/リーバイス®(リーバイ・ストラウス ジャパン) ブーツ¥145,000/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店) バックパック¥22,000/グレゴリー(グレゴリー/サムソナイト・ジャパン)
ニューバランスM1300に相変わらず恋してる
ボトムといえば「リーバイス® 501®」だったのに対し、スニーカーといったら「ニューバランスM1300」が憧れだった。そして今年はM1300にとっての特別な年。ニューバランスのランニングシューズの最高峰として1985年に誕生し、優れたクッション性、象徴的グレーカラー、上質なヌバックレザーとメッシュのコンビで「雲の上を歩くよう」と称賛され、当時のランニングシューズ市場で類を見ない高価格で神格化された一足が、去る2月22日に「M1300JP3」として完全復刻されたのだ。2015年の復刻を引き継ぎ、ビブラムソールでオリジナルのディテールを完全再現。ホーウィン社のヌバックレザーを新たに採用したアメリカ製で、さらにクオリティが高くなった。3月には同じくアメリカ製のクラフツマンシップが感じられる「M1300CL」も発売予定。今も昔も、この先も大人の足元にはM1300がある。スニーカー¥34,000/ニューバランス(ニューバランス ジャパンお客様相談室) パンツ¥16,000/Pt.Alfred ソックス/私物
グレゴリー/サムソナイト・ジャパン TEL:0800-12-36910
ジェイエムウエストン 青山店 TEL:03-6805-1691
シップス 渋谷店 TEL:03-3496-0481
ニューバランス ジャパンお客様相談室 TEL:0120-85-0997
Pt.Alfred TEL:03-3477-7952
リーバイ・ストラウス ジャパン TEL:0120-099501
Hair&Make-up:Rumi Hirose
Stylist:Junichi Nishimata
Model:Takumi Nishimura