2020.03.08
最終更新日:2024.03.07

【大人のシン・渋カジ#01】背伸びしない紺ブレと、優しいリバースウィーブ

若者から大人の街に変わりつつある渋谷。’80年代から’90年代前半、アメリカへの憧れを原動力にこの地で流行したスタイルが今再び気になる。その流行を実体験した大人がリバイバルさせるならどう着るか?

【大人のシン・渋カジ#01】背伸びしないの画像_1

紺ブレを着るのに背伸びしなくなった

’80年代後半~’90年代初頭、渋谷の街は突如ボックスシルエットで金ボタンのネイビーブレザー、いわゆる「紺ブレ」集団に埋め尽くされた。青春時代にそんな原体験をもつ40歳男子だからこそ、懐かしいスタイルをコスプレにはならない適度な距離感で楽しめるはずだ。現代の大人の御用達の店「レショップ」が日本の職人が手がけるユニオンランチに別注した紺ブレは、ボックスシルエットでダブルの金ボタンながら、背抜きや薄い肩パッドの仕様が軽やかで今っぽい。BDシャツの代わりにシャルベのドレスシャツ、ボトムは白いデニムで当時と変化をつけつつ、足元は当時のままティンバーランドの3アイレットモカシンという新旧のバランス感こそシン・40歳男子の醍醐味。ジャケット¥80,000/ユニオンランチ×レショップ(レショップ) シャツ¥56,000/シャルベ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店) Tシャツ(3枚組)¥5,000/ヘインズ×ビューティ&ユース(ビューティ&ユース 渋谷公園通り店) ジーンズ¥38,000/セブン バイ セブン(アングローバル) ヴィンテージの時計¥205,000/コンティニュエ エクストラ スペース シューズ¥18,000/ティンバーランド(ティンバーランド/VFジャパン)


【大人のシン・渋カジ#01】背伸びしないの画像_2

肌に優しいリバースウィーブには襟を立てたポロシャツとIDタグ

アメリカものに惹かれたあの頃と好きなものは大して変わらないけれど、中高生には手出しできなかった「大人の素材」にも今ならトライしてみたい。例えばずっと変わらないチャンピオンの代名詞「リバースウィーブ」に、限定店舗でカシミヤ100%バージョンが登場した。こんなふっくらと柔らかいスウェットなら枯れ気味の肌に優しくフィットする。インナーにはシャツよりポロシャツ、しかも当時の当たり前だった「襟立て」が新鮮だ。映画『トップガン』の影響で爆発的にヒットしたステンレスのIDタグネックレスだって、今ならティファニーのスターリングシルバーがきっと似合う。つまりは形は同じで素材は大人、がかっこいい。形も素材も変わらないドーナツはいまだに好きだけど。ネックレス¥53,000/ティファニー(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) スウェット¥100,000/チャンピオン(チャンピオン ヘリテージ タイムス ハラジュク) ポロシャツ¥12,000/フレッドペリー(フレッドペリーショップ東京) Tシャツ(3枚組)¥5,000/ヘインズ×ビューティ&ユース(ビューティ&ユース 渋谷公園通り店)


アングローバル TEL:03-5467-7864
コンティニュエ エクストラ スペース TEL:03-3792-8979
チャンピオン ヘリテージ タイムス ハラジュク TEL:03-6447-4468
ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク TEL:0120-488-712
ティンバーランド/VFジャパン TEL:0120-953-844
ビューティ&ユース 渋谷公園通り店 TEL:03-5428-1893
フレッドペリーショップ東京 TEL:03-5778-4930
ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 TEL:03-5772-5501
レショップ TEL:03-5413-4714

Photos:Seishi Shirakawa
Hair&Make-up:Rumi Hirose
Stylist:Junichi Nishimata
Model:Takumi Nishimura

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