クリエイティブ・ディレクター マーク・ウェストンによる指揮の元、モダンに生まれ変わった英国の老舗ダンヒル。2021年春夏コレクションは伝統的なメンズ・テーラードを軽やかにモダナイズ。熟練のクラフツマンシップが光る。
秋冬シーズンが幕を開けたと思いきや、ファッション業界ではもう次の2021年春夏シーズンが動きはじめている。目まぐるしくトレンドが移ろい、消費されていく中、その流れに逆行するように、クラフツマンシップや伝統を強く打ち出したのがdunhill(ダンヒル)だ。
2021年春夏コレクションでは、「ニューロマンチシズム」とリラックスした日本とイタリアのテーラード、そして時代を超えて受け継がれるダンヒルのブリティッシュ・テーラリングを融合し、新しい形のエレガンスを提案する。
根底にあるのは「実用性」と「洗練された美しさ」。それはいわば新しい視点から見た「ワークウェア」ともいえ、日本の作務衣を思わせるゆったりとしたラップジャケットがキーアイテムとして登場。ペグトラウザーやウォータープルーフのシルクのアウターと軽やかにコーディネートされた。
また、無垢な風合いをあえてタンブルドサテンや、スーパーファインボンデットレザーなどのリッチな素材と組み合わせるなど、コンテンポラリーなアプローチでモダナイズされたメンズ・テーラードの仕立ては、手作業に重きを置いてる。
上質な素材や仕立ての良さがもたらす価値は不変だが、時代の空気とともにモノ選びの基準も変わるもの。ただトレンドを追うだけでなく、作り手や着る人の「想い」が共感を呼ぶ今の時代、その並々ならぬ情熱もまた人を強く引き付けるのだ。
ダンヒル TEL:0120-914-675
https://www.dunhill.com/jp
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