モデルに服を着せるのも、自ら着て服のよしあしを見極めるのも、スタイリストの仕事。
いつだってファッションに全力な、40歳男子スタイリストの冬の着こなしに迫る!
「気がつけば、 またワードローブが古着だらけ」 池田尚輝
もともと古着好きの池田さん。最近は、その着用率が再び高くなっているという。
「ここで着ている’80年代のアルマーニのジャケットも古着店で購入しました。これを手に入れてから、NYの雑誌『Interview』で活躍したライター、フラン・レボウィッツを思い出して…彼女の着こなしをヒントにしました」。その服装というのが、大きめのジャケットにドレスシャツとデニム、そしてオーダーメイドのカウボーイブーツを着こなしたもの。「ルケーシーのブーツも彼女の影響で購入しました。今季イチのお気に入りです」。
DAY1 ビッグショルダー& 細身パンツが気分です
’80年代のジョルジオ アルマーニを代表する古着のボックスジャケットに、クラスのレザーベストをレイヤード。「すっきりとしたリーバイス®のジーンズで上下のバランスを調整しました」。メリハリのあるシルエットで、ランウェイさながらの上級スタイルが完成。
DAY2 頭から爪先まで、防寒準備完了!
実は古着のミリタリージャケットの下に、インナーダウンを着込んだ真冬の早朝ロケスタイル。ウエストを絞って風の侵入を防ぎ、サウス2ウエスト8のパンツを合わせて、アウトドアウェアの着こなしと同等のスペックに。
DAY3 ベルテッドコートを小粋に着こなす
軍もののベージュコートに古着店で手に入れたリーバイス®の501®を合わせつつ、ここまで清潔感を出せるのはさすが。コートのボタンは留めず、ウエストベルトだけクルッと結んだ着こなしはぜひ参考に。
DAY4 休日ジャケットでギャラリー探訪
「休日はリラックスしていたいけど、最低限のきちんと感はキープしなければいけない」とオケージョンを考慮して選んだのが、サンカッケーのジャケットとマルニのパンツ。ネイビー同士でセットアップ感覚。
DAY5 ニットが主役の一点突破スタイル
ヤングアンドオルセンのボーダーニットを際立たせるために、古着のカルバン・クラインのブラックジーンズをチョイス。チラ見せしたエルメスのスカーフは、大人のカジュアルスタイルを格上げする絶好のアイテム。
DAY6 上下ともに“ユルい”が今っぽい
自宅に加えるグリーンを物色中。古着のレザーのボンバージャケットに、コモリのチェックパンツで脱力感のある着こなし。どちらも旬なビッグシルエットだが、パンツをロールアップさせるなど、小技をきかせるのが鍵。
DAY7 旅スタイルは、色を落ち着かせる
北海道ロケ出発前に直撃。マイ定番というサウス2ウエスト8のパンツに、ウィズロムのダウンジャケット。防寒は意識しながらも、スーツケースまでダークトーンで揃えてまとまりのあるスタイルに。
Special Thanks:Gallery Hokuouki buzz
Text:Keiichiro Miyata