ジャケット選びで大事なポイントは何か? 肩だ。これが決まらないと、どんなにいいジャケットもしっくりこない。広い肩幅、なで肩…etc.体型の悩みを軽やかにクリアしたうえで、パチッとはまって見えるジャケットはこれでした!
なで肩
変に今っぽさを求めないアメリカンな王道紺ブレを
なで肩カバーは正統派で攻める
なで肩なので、今っぽいアンコン仕立てのカジュアルなものやオーバーサイズだとズルッと滑って似合わないんですよね。やはり昔ながらのスタンダードなフォルムがいちばん。今回のジャケットの中でしっくりきたのが、ブルックス ブラザーズの紺ブレ。クラシコイタリアな構築的フォルムではなく、アメリカメイドらしい程よく肩傾斜のある作りが、なで肩でも馴染んで見える。定番だけど、あらためて着ると着心地がよく動きやすい。
ジャケット¥69,000/ブルックス ブラザーズ(ブルックス ブラザーズ ジャパン)
肩幅が狭い
貫禄のある見映えを狙って肩パッド入り&ワンサイズアップ
肩パッドのおかげで違和感ゼロ!
ジャケットはフィットしているものを選びたいのですが、ジャストサイズを選んでしまうと、肩幅が狭いためどうしても窮屈でかちっとしすぎた印象を与えてしまいがち。僕は、ワンサイズ大きめでかつ肩パッド入りのジャケットを選ぶようにしています。こんなカルーゾのクラシックな一着なら、少し大きめのサイズを選んでもビシッときまります。ダブルブレストって大げさな気もするけど、それを逆手にとって堂々と着るくらいがいい。
ジャケット¥160,000/カルーゾ(トゥモローランド)
いかり肩
ソフトで柔らかな生地を選べば、いかり肩も目立たない!
柔らかい素材で馴染ませる!
いかり肩って、何を着ても角ばって見えてしまって、想像以上に似合う洋服が限定されてしまう。僕の場合、少しでも素材感が柔らかく、肩に傾斜がついて見えるようなジャケット選びを心がけています。今回のキャプテン サンシャインのダブルブレストジャケットは、アンコン仕立てでリネン混の優しい生地感なので、いかり肩でもふわっと馴染んで見えるんです。ジャケットスタイルでもカジュアルで優しい印象に仕上がります。
ジャケット¥53,000/キャプテン サンシャイン
肩幅が広い
いっそビッグシルエットに全力で乗っかってみる
ファッション的にもビッグサイズがいちばん!
僕の場合、二の腕が太く、肩幅も広いため、肩の位置が合うジャケットになかなか出会わない。なので思いっきりビッグシルエット&ドロップショルダーに振り切ってます。これくらい大きければ肩幅がどれだけ広かろうが関係なし。ラフに着くずすイメージではおれば、着丈や袖丈の長さも気にならない。マディソンブルーのジャケットは、もはやハーフコート感覚。ドロップショルダーのジャケットの中では、これがドンズバでした!
ジャケット¥125,000/マディソンブルー×レショップ(レショップ)
トゥモローランド TEL:0120-983-522
ブルックス ブラザーズ ジャパン TEL:0120-185-718
レショップ TEL:03-5413-4714
Stylist:Masanori Takahashi
Text:Yuho Nomura