いつもおしゃれなあの人はいつもどこかに古着を取り入れていた! いつも個性的でかっこいい3人の大人に、古着との正しい付き合い方を聞いた。
トレンドを取り入れながらも絶対に人とかぶらない
安武俊宏さん ビームス プレス
「今日はこのニットが古着です。僕が古着を選ぶときは、手軽にトレンド感を取り入れたいとき。例えばビッグシルエットのニットを着たいとき、ブランドものだとやっぱり値段が張りますけど、古着ならあえて2サイズ上とかを選んだりしてカジュアルに楽しむことができる。このニットもデザイナーズものに見えなくもないでしょ?(笑) それでいて絶対に人とかぶらない。こういうのって古着じゃないと楽しめないんです」
ボロボロとモードのミックス感が面白い
山本雄生さん フォトグラファー
「僕は“これは古着じゃないと”っていう感覚は実はなくて、古着も新品も目線は同じ。いいものがあれば買うという感じです。そんな中、好きでつい買ってしまうのが穴があいたボロボロのTシャツ。こればっかりはさすがに新品で探すっていうのはあり得ないし、自分でここまで着古すってことも、さすがにできないから(笑)。こういうものを、今日みたいにドリス ヴァン ノッテンのパンツに合わせたりして遊ぶのが好きなんです」
この熟成された色味は誰にも真似できないんですよ
小林 学さん スロウガン & オーベルジュ デザイナー
「ポイントは中に重ねた、毛布で作ったジャケット。’40年代のアメリカのもので、多分、兵士が自分で縫って作ったものだと思うんですよね。古着がいいのは色合いが複雑で深みのあるところ。これは絶対に新品では得られない味わいですね。今主流のキレイめカジュアルに、この複雑さを足すことでグッと雰囲気がよくなるんです。あとは多少サイズが合ってなくても『あ、古着なんで』って言い訳して遊べるのも大人の余裕だと思います」
Photos:Taro Hirayama
Hair&Make-up:Kurushima[Y’s C]
Stylist:Takeshi Toyoshima
Composition&Text:Jun Namekata[The VOICE]
Hair&Make-up:Kurushima[Y’s C]
Stylist:Takeshi Toyoshima
Composition&Text:Jun Namekata[The VOICE]