例えば開襟シャツのように、夏の着こなしは涼しげに首元を開放するのが正解。ただ、それではシンプルになりすぎてしまう場合も。夏でもおしゃれを楽しんでいる人ほど、むしろ首元を隠しているらしい?


嫌みなく、上品に首元をアレンジ
中室太輔さん(38歳/ムロフィス ディレクター)
「アクセサリーもいいですが、首元を上品に盛れて、キャラづくりができるのはスカーフがいちばんじゃないかなと思っています(笑)。ただあまり主張が強すぎるものだと、トラッドスタイルそのものが崩れてしまうので、Tシャツと同色のスカーフを選んでバランスをとっています」。


シンプルな装いにさりげなくきかせる
富永広起さん(32歳/TNP 企画)
「無地のTシャツにサンダルのシンプルな着こなしだと、どうしてもラフに見えてしまう。そこでディオールのヴィンテージバンダナをアクセントに取り入れました。ポイントはクラシックなネクタイ巻き。印象がガラッと変わりますよ」。ダークトーンなスタイリングの差し色としても効果的。


エルメスのスカーフを一点投入
熊谷富士喜さん(33歳/カーニー デザイナー)
シャツの襟元にエルメスのスカーフを巻いて、奥行きのある首元を演出。「僕の場合、アクセントというよりも肌が弱い体質なので、その対策としてコットン素材のスカーフを首に巻くことが多いです。普段あまり身につけないエルメスを選べば、気分もアガります」。
Photos:Ryuta Seki
Composition&Text:Yuho Nomura
Composition&Text:Yuho Nomura