都会で着られるアロハシャツが市民権を得て久しい。ただ、リゾートな着こなしをそのまま再現するのでは味気ない。街に馴染む術を取り入れて、違いを生み出すのが今年流。
スラックスにタックインで 品よく仕上げました
「イエスタデイズ トゥモローの派手なピンクのアロハシャツには、その引き締め役として落ち着きのあるスラックスを選ぶのがマイルール。一方で足元はラフにサンダルを合わせているのもポイントですね」という管野さんは、前後で丈の長さが異なるシャツの特徴を生かし、フロントのみタックイン。品のよさは保ちつつリラックスした雰囲気が漂う。
ネイビーでまとめて 全体を落ち着きのある印象に
「夏らしく爽やかなブルー系でまとめつつ、ビューティ&ユースのアロハシャツっぽくない柄をチョイスしました。同系色なので派手さが抑えられ、街着としても馴染んでくれます」と町田さん。全体をオーバーサイズで合わせることで、艶っぽさを軽減した。さらに足元は、大人顔なJMウエストンのヨットをセレクトしている。
パステル調のやわらかい色合いが リゾート感を薄めてくれます
今季のトレンドでもある多色使い。フラグスタフのシャツの柄やスニーカーにパステルカラーをうまくちりばめて、クリーンな印象に。長身を生かしたジャストサイズのアイテム選びもポイントだ。「今年はアロハシャツをはじめ、柄のアイテムが豊作。特にホワイトベースで淡いカラーリング、アロハらしくないグラフィックが好みです」。
Photos:Ryuta Seki
Composition&Text:Yuho Nomura
Composition&Text:Yuho Nomura