「何を食べるか?」と同じくらい「何を着て食べるか?」は悩ましい問題だ。堅苦しいTPOじゃなく、こんな服装でこんなものを食べてたら面白い! とUOMOが考えた、服と食の楽しいペアリングをお届けする「服食辞典」。
フーディでオムライス
やさしさに包まれたなら
その日一日のフーディの着心地や満足感を左右するのは、シルエットやスタイリングなんかよりも、いかにやさしくフードが首元を包んでくれているかなのかもしれないな、と、運ばれてきたばかりのオムライスを見て。
キャバンの【 ニットパーカ 】
しなやかな生地と優しい着心地で、リリース直後から絶賛人気のキャバンのパーカ。その秘密は…素材にあった。柔らかな中にもコシのあるコットンカシミヤの生地を二重織りして仕上げたことで、極上の肌触りを実現。オーバーサイズに、発色鮮やかなピンクも今の気分。ニットパーカ¥39,000/キャバン(キャバン 代官山店) シャツ¥24,000/ノット メン(ジャンポールノット 青山店) メガネ¥30,000/アヤメ
資生堂パーラー 銀座本店の【 オムライス 】
ファンの要望で伝統のチキンライスが進化。一晩置いて深みを出した自家製トマトペーストを絡めたご飯を、丁寧にこした奥久慈産の卵や生クリームで包めば、頰ずりしたくなるほどツヤツヤ黄金色に。杓子定規ではない接客と相まってこのうえない優しさが広がる。¥2,470(税込み)
東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル4・5階
TEL:03-5537-6241
営業時間:11時30分〜20時30分(L.O.) 月曜休(祝日は営業)
ポロシャツでショートケーキ
ワンポイントの永遠性
ショートケーキにのっかった苺、真っ先に食べるか、最後まで取っておくのか。本当はどちらでもいい。ただ変わらず、「そこ」にありさえすれば。
プレイ・コム デ ギャルソンの【 ポロシャツ 】
ショートケーキ同様、スタンダードかつユニフォーム的な存在のプレイ・コム デ ギャルソン。その象徴であるワンポイントのハートのロゴマークは、ポーランド人デザイナー、フィリップ・パゴウスキーによるもの。現在ではカラバリも豊富だが、王道を狙うなら、デビュー当時から展開されている赤を選びたい。ポロシャツ¥11,000/プレイ・コム デ ギャルソン(コム デ ギャルソン) Tシャツ/スタイリスト私物
近江屋洋菓子店の【 苺サンドショート 】
神田にある、果物使いの名手である老舗洋菓子店。「苺サンドショート」は、大田市場で仕入れる超新鮮な苺を2段目にもまるごと贅沢に使用。昔ながらのスポンジケーキ、ミルキーな生クリームと掛け合わせれば三位一体。みんなに愛される味と完璧なルックス。¥800
住所:東京都千代田区神田淡路町2-4
TEL:03-3251-1088
営業時間:9時〜19時、日曜・祝日10時〜17時30分 無休
パジャマでエッグタルト
さめてもおいしい
起き抜けの朝に食べるひと口って、なんでこんなに至福なんだろう。もちろん、それが昨晩に買って冷めてしまったエッグタルトでも! まだ完全に覚めきらないパジャマ姿の頭でもわかるおいしさ。
ブルックス ブラザーズの【 パジャマ 】
寝起きでも清潔感と清涼感をもたらしてくれるブルーストライプのパジャマシャツ。優しいコットンポプリン素材を用いたリラクシングなシルエットだから、ラフに袖まくりしても窮屈でなくちょうどいい。襟やポケット、袖口に施されたネイビーのパイピングも程よいアクセント。パジャマ(上下)¥13,000/ブルックス ブラザーズ(ブルックス ブラザーズ ジャパン) メガネ¥30,000/アヤメ Tシャツ/スタイリスト私物
ナタ・デ・クリスチアノの【 パステル・デ・ナタ 】
本場での経験を生かしたシェフが営むポルトガル菓子専門店。エッグタルトの素材は、たっぷりの卵、小麦粉、生クリーム、バター。いたってシンプルで身近な材料なのに、パリッ&とろっとした食感のコントラストと滋味豊富な味に魅了され、えも言われぬ多幸感に包まれる。¥200
東京都渋谷区富ヶ谷1-1-16 スタンフォードコート103
TEL:03-6804-9723
営業時間:10時〜19時30分 無休
まだまだ続く40歳男子の服食辞典!
発売中のUOMO6月号ではこの他にも「服」と「食」のおいしいペアリングを特集! 鮨にトンカツ、デザートまで様々な名店の味と、グルメに合ったスタイリングを紹介します。明日のおでかけの参考にぜひ!
キャバン 代官山店 TEL:03-5489-5101
コム デ ギャルソン TEL:03-3486-7611
ジャンポールノット 青山店 TEL:03-3486-2022
ブルックス ブラザーズ ジャパン TEL:0120-185-718
Photos:Kenta Sawada
Hair&Make-up:Yoshikazu Miyamoto[bNm]
Stylist:Junichi Nishimata
Models:Martin Shohei Kamba Kouichi Kosse
Text:Yukino Hirosawa(Food)