2024年2月29日（木）、エルメスが国内36店舗目となる新店舗を麻布台ヒルズにオープンした。
東京・麻布台ヒルズにさまざまなメゾンがオープンする中、注目のエルメス（HERMÈS）も満を持して登場。店舗となる2階建ての建物は、多くのエルメスの店舗を手掛けるパリの建築設計事務所RDAI（レナ・デュマ・アルシテクチュール・アンテリユール社）が設計を担当した。
目を引くのは外観だ。ファサード全面が和紙を挟んだ半透明のガラスに覆われ、職人の手により生み出されたグラデーションが透明から乳白色へと変化する表情を生み出す。ガラスの後ろには伝統的な箔の技法から着想を得た発光パネルを配し、夜になると建物が灯篭のように光り輝く仕組みも。活気のある昼間の様子とは異なる演出がたまらない。
エルメスらしい仕掛けがいっぱい
店舗のエントランスに一歩足を踏み入れると、まず目の前に現れるのはメンズのコレクション。そして、中央のオープンスペースにはレザーグッズ、ジュエリー、時計、馬具のコレクションが広がる。もう一つのエントランスからはウィメンズのコレクションがお目見え。シルク、フレグランス、ファッションアクセサリーが空間を彩る。
メゾンを象徴するモザイクが各エントランスを飾り、石灰岩を象嵌したテラゾー（人造大理石）のフロアは、パリの石畳や日本の伝統文様を想起させるパターンへと繋がっていく。また、同フロアには2つのフィッティングルームとプライベートサロンも用意した。
随所に飾られたアート作品にも注目
店内には、エミール・エルメス・コレクションから厳選されたスケッチや絵画に加え、フランス人アーティスト、ヨッヘン・ゲルネールによる遊び心あふれるイラストや、アメリカ人アーティストのテリー・ワイフェンバックによるみずみずしい自然を捉えた写真など、古典からコンテンポラリーまで幅広いアートワークを展示。2階のテラスにあるセラミックの作品はフランス人アーティスト、シルヴィ・オーヴレによる「プティット・ビュル」（2022年）。さまざまなアート作品に触れるのも面白い。
現在、店舗前の広場にあるオランジェリー（ヨーロッパの温室）では、3月3日（日）までの期間、オープンを記念して麻布台ヒルズを訪れたゲストにオレンジジュースを提供しているほか、フランスのパフォーマンスグループ「カンパニー・デ・キダム」によるパフォーマンスが1日2回（14:00〜、17:30）開催中！ この機会にぜひご堪能あれ。
店内をチェック！
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住所：東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザC 1F
TEL:03-3569-3300
営業時間:11:00〜19:00（月曜日定休 ※祝日の場合は営業）
Photos:©Nacása & Partners Inc.
