フレンチシックをベースにトレンドを俊敏にキャッチするアダム エ ロペ。別注やコラボレーションのバリエーションにも定評がある。今季推しの5選はこちら。
01.UMBRO for ADAM ET ROPÉ|TRACK JACKET & TRACK PANTS
レトロスポーツムード満点のトラックスーツ
「2023年秋冬に続くアンブロ・コラボ第2弾です。昨今のトレンドとして注目のレトロスポーツムード満点のデザイン&配色に加え、襟元に旧ロゴがあしらわれているのもグッとくるポイント。トラックパンツはジップを開けてフレアシルエット風にしてはくのも、今っぽくておすすめです」(田夛)
先シーズン、大好評だったトラックジャケットとパンツが、配色を変えて再登場。今季はアイボリーとネイビーベースのバイカラーで展開しているのが特徴だ。アイボリーはレトロな空気感をまとう色出しにこだわった自信作。独特のネイビーとのコンビネーションが新鮮だ。ジャケットはウエストをドローコードで絞ることが、またパンツも裾がファスナーで開閉しシルエットの変化が楽しめる。
02.agnès b. pour ADAM ET ROPÉ|CARDIGAN PRESSIONS PADDED
名品プレションをテック感のあるアウターに
「アニエスベーの永久定番ともいえるカーディガンプレッションをポリエステル素材で、中綿を入れてアウターとして着られる仕様にしました。寒い時期はインナーとして、春はアウターとして大活躍間違いなしです。光沢のある生地や、サイドにさりげなくロゴタブがあるのも気が利いています」(田夛)
ドットボタン&スウェット素材がスタンダードなカーディガンプレッションをテックにアレンジ。軽くてあたたかく、サイドポケットもあるのでライトアウターとしても申し分なし。ライトダウン感覚で使えてシックなルックスはさすが。ブラックのほかカーキの展開も。
03.Champion for ADAM ET ROPÉ|REVERSE WEAVE HOCKEY SWEATSHIRT
ホッケーシャツをチャピオンのリバースウィーブで
「アダム エ ロペのバイヤーが、『私物の古着ホッケーシャツをチャンピオンのリバースウィーブで再現したい』という思いからスタートした別注です。襟元は少し広めのVネックですが、あえてインナー無しで着て、上品なジャケットのインナーに。スラックス合わせでストリートMIXでスタイリングするのが今の気分かなと」(田夛)
トレンドのゲームシャツをスウェットでという目のつけどころに感服。ヴィンテージベースだが、実際には存在しないスウェット素材でリバースウィーブというディテールも最高だ。オーバーサイズ、七分袖、Vネックのデザインは、コーディネートにメリハリをつけたいときに重宝する。インナーにTシャツやシャツを合わせられるVネックの開き加減も絶妙。春の差し色に活用したいオレンジのほか、配色パターンの展開も。
04.BATONER for ADAMETROPÉ|WASHED HIGH COUNT LINEN POLO SKIPPER
ニュアンスのあるリネンニットスキッパー
「バトナーは有名ブランドのニットを生産するファクトリーのオリジナルブランド。クオリティには定評があります。リネン素材×スキッパーは個人的には大好物の組み合わせ。襟元の計算された開き具合、ニュアンスのあるニットのカラーリングとも、今一番着たいアイテムに仕上がっています」(田夛)
一着でスタイリッシュなコーディネートが完成するスキッパーニット。クオリティに定評のあるバトナーの別注なら間違いない。バトナーがメンズで展開していないスキッパーを、メンズサイズ&カラー別注したのがこちら。清涼感のあるドライタッチのリネンニットは、春から秋までヘビロテ確定。クラシックな印象のベージュとモダンなブラックの2色展開。
05.blurhms for ADAM ET ROPÉ|Wool Voile Cardigan Jacket
カーディガン仕様の着やすいテーラード
「肩の力が抜けたベーシッククローズが魅力のブラームス。お得意の少しゆったりとしたシルエットに上品な素材使いのカーディガンジャケットは、大人のリラックス感を演出するにはもってこいのアイテム。ブラームスのインラインで展開されている同素材のスラックスとセットアップで着たいと思っています」(田夛)
カーディガンのようにサラッと羽織れる、ボタンのない一枚仕立てのジャケット。今シーズン、インラインでは展開のないメンズサイズを別注した。きちんと見えるドライタッチのウールボイル素材で、テーラードスタイルだからシーンを選ばず快適に着ることができる。
Stylist:Toru Asano
Composition & Text:Hisami Kotakemori