今年30周年を迎えるエディフィス。フレンチシックをベースにしたモダンなスタイル提案で、大人のカジュアルをリードしてきた。よいものを上品に、垣根なくMIXして取り入れるという今のアティテュードが凝縮された、珠玉の30周年コラボを紹介しよう。
01.BARBOUR for ÉDIFICE|BEDALE
コットンツイルの潔いホワイト・ビデイル
「潔いホワイトが目を引く渾身の別注です。モデル自体は誰もが知るビデイルがベース。ワックスドコットンではなく、着やすいノンオイルドのコットンツイルを採用しました。光沢のある生地が、クリーンなホワイトと相まって上品さを演出してくれます。フレンチシックムードのホワイト・ビデイルなら、まわりに差をつけられること間違いなしです!」(桂)
バブアーの不朽の名作をエディフィス仕様にアレンジ。ゆとりを持たせたリラックス感のあるシルエットで着回しがしやすく、コットンをベースに化繊を混紡した軽い着心地も特筆だ。チェック裏地は背抜きで、インナー次第で通年で着用が可能。
02.MACKINTOSH for ÉDIFICE|PACKABLE DUNKELD BT
パッカブル仕様の便利なマッキントッシュ
「マッキントッシュの名作コート“ダンケルド”を、ボタンスルーのデザインで別注しました。パッカブルになるライトな生地感との相乗効果もあり、オリジナル=比翼仕立てのクラシックな佇まいとは打って変わった、都会的な仕上がりになっています。軽くサッと羽織るだけでサマになるので、オンオフともに出番が多くなること確実」(桂)
付属の共生地ポーチに折り畳んで携帯できる斬新なマッキントッシュ。撥水性を備えた生地を使用した、気候が不安定な現代に対応する仕様になっている。チンストラップと第1ボタンをドットボタンに替え、首元だけを留めてマント風に羽織ることも。オープン当初からマッキントッシュを取り扱ってきたノウハウがあってこその傑作だ。
03.New Balance|Exclusive M1906FH
フレンチスタイルに合う限定の1906に注目
「昨年秋のオーラリー別注が記憶に新しい『1906』。この『M1906FH』はエディフィスのみでの限定販売されるモデルです。グレイッシュなホワイトを基調にしたアッパーの随所にブルーグレーというカラーウェイが今っぽく、かつ印象的。シンプルな着こなしにモダンなこのスニーカーだけで、ファッション感度が上げられます」(桂)
ニューバランスの2000年代のランニングシューズのデザインを踏襲する、ハイテク顔の「1906」。配色だけでなく、通常プラスチックパーツがあしらわれるヒールパートをスエードに替え、テックすぎないルックスに。クッション性やホールド性を備えた履き心地はいわずもがな。
04.Levi’s®︎ for ÉDIFICE|1st Type Trucker Jacket , 501®︎
上品なインディゴブルーを1st&501®︎で
「エディフィスの30周年にリーバイスが応えたスペシャルなデニムセットアップ。今回のコラボのためにインラインから変更しているディテールはたくさんありますが、何よりも特筆すべきはこの絶妙な色合い。ヨーロッパ企画のデニムの色落ちをイメージして、バイヤーが試行錯誤を繰り返してたどり着いた“上品なインディゴブルー”になっています」(桂)
ヴィンテージ界で高騰するリーバイス®の永久定番1st&501®︎を、エディフィスがアレンジ。カットされたシンチバックやTバックなどマニア涎垂のディテールを残しつつ、シルエットは現代的なフィットに。また1stジャケットにはサイドポケット、501®のヒップポケットには白いバータックステッチを入れるなど、エディフィスならではのオリジナルディテールを添えている。
05.SAINT JAMES for ÉDIFICE|OUESSANT LOOSE BORDER
フレンチシックのアイコンをこだわりの別注で
「セントジェームスの定番モデル“ウェッソン”では展開していない、ジタンブルーでリクエストして生まれた別注バスクシャツです。ジタンブルーはもうひとつの名品“ナヴァル”のオリジンカラー。セントジェームス・ファンのうれしい要素が集約されたような、アイコニックな逸品になりました」(桂)
2023年に新たなフィットとして誕生したLOOSEシルエットをベースに。誰もが「フレンチ」から連想する王道カラーを、現代的なサイズフィッティングに落としこむことで、クラシックな名品をアップデート。一枚でスタイリングにフレンチムードを取り入れることができるこの一着は、合わせるボトムを選ばない万能トップスでもある。
Stylist:Toru Asano
Composition & Text:Hisami Kotakemori