2019.03.10
最終更新日:2024.03.07

「全身黒」でもギラつなかないコツは? プロのアイテム選びにヒント!

着回せる定番色として活躍する黒。けれど全身黒となるとスタイリングが難しい…。いつも黒でまとめながらも絶妙な抜け感のある、プロたちの着こなしのコツを探る!

「全身黒」でもギラつなかないコツは? プの画像_1
JACKET:Monitary/CUT&SEWN:Monitary/PANTS:Cellar Door/SNEAKERS:KIKO KOSTADINOV

丸いシルエットのアイテム選びがポイントです

工藤 健さん
アダム エ ロペ プレス

「商談や会議が増え、場に馴染むシックさが欲しくなりました。だからオールブラックは居心地がいいんです。とはいえデザインの強いウェアで黒を選ぶと親近感がなくなるので気楽な服同士を合わせるとちょうどいい。このモニタリーのジャケットやキコ コスタディノフのスニーカーで、丸みのあるシルエットを意識しています」

「全身黒」でもギラつなかないコツは? プの画像_2
JACKET:Graphpaper/SWEAT:Maison Margiela/PANTS:MIN/HAT:HERMÈS/SHOES:Clarks

快活な印象のスポーティ素材を選んでいます

西又潤一さん
スタイリスト

「全身黒のときは素材が大切。ナイロンのハットや厚地ジャージーのパンツといったスポーティな素材でカジュアルダウンしつつ、スエードのクラークスで素朴さも加えると黒一色でも深みが出ます。さらに52サイズのスウェットと、グラフペーパーの丸いシルエットのジャケットをもってきたのでやわらかい印象になるのかな」

「全身黒」でもギラつなかないコツは? プの画像_3
JACKET:used/SWEAT:COS/PANTS:UNUSED/SHOES:Troentorp

ほっこりとした佇まいの黒をミックスします

富田良裕さん
アートディレクター

「クリエイティブ業界では仕事の邪魔にならないように全身黒の人が多いんです。けれど制服のように似た服ばかり着るのはつまらない。個人的にレザージャケットが気分なので、キメすぎた雰囲気にならないようほかはほっこりしたアイテムにしました。コーデュロイのパンツにサボでカントリー感を足すくらいがちょうどいい」


Photos:Akiko Miyamoto
Text:Takako Nagai

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