モノトーン派も派手色派も、冬の着こなしにはそれぞれ言い分があるよう。色選びや分量決めのコツなどを聞いてみた。
休日ぐらいは大好きな全身黒!
HORIさん(34歳/ヘアスタイリスト)
「ヘアの仕事のときは鏡の前でモデルの髪が見やすいように、グレーが多いんです。だから休日ぐらいは大好きな全身ブラックを楽しみたい! このアールエム ギャングのフリースみたいな存在感のある素材が気分です」。コム デ ギャルソン・オム プリュスのスラックスを合わせて。
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ナイロン、レザー、コットン 同じ黒でも全部違うんです
西又潤一さん(35歳/スタイリスト)
ナマチェコのベストにプラダのパーカ、ラングラーのパンツと全身ブラックの西又さん。「素材や染料によって、いろいろな黒があるのが面白い。赤っぽい黒もあれば青っぽいものもある。異素材を組み合わせて、そのニュアンスの違いを楽しんでいます」。
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最後にソックスでバランスをとる!
中室太輔さん(37歳/ムロフィス ディレクター)
ジャケットと共地のオーバーオールを合わせた中室さん。「いつもコーディネートの最後に選ぶのがソックス。ここで全身のバランスが決まるんです。オレンジだけでも数足持っていますが、今日はマスタードがかった色がベストでした」。
ACCENT COLOR 10%
1色決めたら リンクするカラーを足し算で!
久世直輝さん(34歳/ジャーナルスタンダード PR)
ザ モンゴリアン チョップスのパープルの革靴に、ハフのプリントTや10匣(テンボックス)のキャップで色を足している。「差し色はいつも足し算で考えます。同系色を少量ずつプラスしていくことで、色が馴染んで見えます」。
ACCENT COLOR 15%
ネイビーの混じった赤なら 品よく、馴染みやすい
田中望さん(35歳/レボリューションPR プレス)
「この赤いタートルネックは、ネイビーがブレンドされた糸で編まれているため、落ち着いた色味。僕のワードローブにもネイビーアイテムが多いので、合わせやすいんです」。アンデコレイテッドのセットアップに、赤を取り入れた。
ACCENT COLOR 40%
ちょっと憂鬱な月曜日は、 ヴィヴィッドなオレンジで!
工藤健さん(33歳/アダム エ ロペ プレス)
鮮やかな発色のデヴォーのカシミヤニットで全体を明るく見せたコーディネート。「ブルーマンデーじゃないけれど月曜日こそ色を着たい! 気持ちを引っ張ってくれる気がします」。LEEのアダム エ ロペ別注デニムは自分でカットオフ。
ACCENT COLOR 40%
きれいなモスグリーンが気になっていました!
森田昌人さん(38歳/会社員)
「セリーヌのニットは、優しくて上品なモスグリーンの色味が魅力。このニットならカラーに挑戦してみてもいいかもと思いました」。シュプリーム×チャンピオンのスウェットパンツでストリートテイストに着崩した。
ACCENT COLOR 40%
この冬はメインで色を取り入れていきます!
豊島猛さん(36歳/スタイリスト)
「ビッグサイズのダウンは流行ですが、黒や紺だとちょっと重い。あえてこれくらいのカラーに、品のいいスラックスやタートルニットを合わせるとよさそうです」。ダウンは本格アウトドアブランド、マウンテンハードウェアのものでこれでもパッカブル。
ACCENT COLOR 80%
Mao Nakazawa Yuki Fujiyabu
Composition&Text:Takako Nagai