大人男子の「至福の私服」をクローズアップ! その着こなしが世界中から注目を集める、ユナイテッドアローズ&サンズ ディレクター小木POGGY基史さんのジャケット愛とは?
ユナイテッドアローズ&サンズ ディレクター 小木POGGY基史
その人らしさがいちばん表れるのがジャケットだと思います
「ジャケットはシーズンごとに2〜3着買い足すようになり、全部で50着くらい持っています。仕事の打ち合わせ、ディナーやパーティ、ストリートから保守的なシーンまでいろいろ。週5で着ることも普通ですから、その制限の中で、気分がアガるかどうかがいちばん大切ですね。若い頃は自分に自信がなくて、ブランドに頼ってしまうじゃないですか。でも例えばアフリカン・アメリカンの人が古着のスーツを自信満々に着ている姿がカッコよく見えたりする。その人らしさが最も表れるアイテムが僕にとってはスーツやジャケットなんです。
今日着ているのは最近ハマっているオーラリー。とにかくフォルムが気に入っています。これは自分が柄を監修させてもらった、来年に発売予定のオーラリー×5525ギャラリーのジャケット。つい先に着てしまいました(笑)」
「形は、少し肩幅があるものが好きですね。ジャージーやスウェットなど、カジュアルなパンツを合わせることが多いです。しかもTシャツの上にシャツ、シャツの上にジャケットを着るのが一般的ですが、僕はシャツをすっ飛ばしてしまうんです。そのかわり手が短く見えないように袖をあえて少し長くしたり、Tシャツの首のリブ幅や着丈を工夫したりして、自分らしさを表現しています」
MOTOFUMI “POGGY” KOGI
ドレスとストリートを自在に行き来するスタイルが注目を集め、世界のメンズファッション界において重要人物の一人に選ばれるなど、日本を代表する新時代のウェルドレッサー。
Photos:Yuto Kudo
Text:Masayuki Ozawa
Text:Masayuki Ozawa