「いい服」なだけじゃない、「実際に手に入れたい、着倒したい私服」には個人的理由がある。達人が魅せられたラグジュアリーブランド5アイテムの”感動”ポイントとは?
A.ロエベのデニムパンツ
求める条件を満たした一生モノのデニムパンツです
「海外出張の機会があると、自分へのご褒美が欲しくなるんです。長く使えるものを見つけて買うようにしているのですが、これはまさに理想的でした。奇をてらったデザインに見えるかもしれませんが、パンツはワイド&ハイウエストがマストの僕にとってこれは普遍的なデザインともいえるもの。コンプレックスのあるレッグラインを解消してくれるし、何といっても快適。かなりの頻度で愛用中です」。¥115,000/ロエベ(ロエベ ジャパン カスタマーサービス)
B.ロエベのムートンジャケット
上品さっていうのが僕にとってハズせない条件でした
「ボアアウターは毎年気にはなっていたのですが、なかなか購入には至らなかった。理由としては、上品さが足りなかったから。でもこれは違う。アウトドアベースのアイテムでありながら、クラス感のあるレザー使い、色味、シルエットの絶妙なバランスですごく品よくまとまっています。今季はワードローブにオーバーコートが揃ったので、これをインナーとして使っても面白いかなって思っています」。¥486,000/ロエベ(ロエベ ジャパン カスタマーサービス)
バレンシアガのキャップ
ファッションを楽しむ=意思表明であるべき!
「実は僕、質がよくて着心地がいいとか、流行しているとか、そういう視点で洋服を買ったことがないんです。それよりも、それを取り入れる態度というか姿勢を楽しみたい。例えばこのキャップは一つ購入すると価格の10%が国連世界食糧計画に寄付されるというもの。食にも携わる僕はもちろんプロジェクトにも感心しますが、それをファッションにしちゃう遊び心にも興味があるんです」。¥41,000/バレンシアガ(バレンシアガ ジャパン)
ジル・サンダーのダウンマフラー
新しいスタイリングのインスピレーションが湧く
「例えばスウェット一枚にレイヤーしても面白いし、もちろんコートに合わせてもマフラーより新鮮。あえてダウンジャケットに合わせてもボリューミーな感じが面白そう。ほうじ茶ラテっぽいカラーリングと温もりが、冬の日々のスタイリングを楽しくしてくれるんじゃないかと思い購入しました。アウトドアブランドからもこういったアイテムは出ていますが、この絶妙なボリューム感や色味はなかった」。¥57,000/ジル・サンダー(オンワードグローバルファッション)
グッチのデニムパンツ
NYロゴ一発ですべてをもっていける強さ!
「トップスがシンプルになりつつあるこの頃。とはいえ根がミニマリストではないので、反動からワンポイントでパワーのあるパンツが欲しくなります。グッチがMLBとコラボレーションしたデニムパンツはまさにぴったりで、こういう突拍子もない企画モノが大好き。一発でフックのある着こなしが演出できますから。スキニーシルエットっていうのも久しぶり。これ一本でコーディネート全般が新鮮になりました」。¥158,000/グッチ(グッチ ジャパン)
グッチ ジャパン カスタマーサービス TEL:0120-88-1921
バレンシアガ ジャパン TEL:0570-000-601
ロエベ ジャパン カスタマーサービス TEL:03-6215-6116
Stylist:Yoshiki Araki[The VOICE]
Composition&Text:Jun Namekata[The VOICE]