年月というふるいにかけられて残ったものには意味がある。それでもまだ欲しいものには理由がある。
ムロフィス ディレクター 中室太輔さんの、コート選びの極意を聞いた。
中室太輔さん ムロフィス ディレクター
「汎用性や機能性のプライオリティが上がってきた」
ずっと着続けているコート 「STILL BY HANDのフーデッドコート」
僕はどちらかというとワードローブの回転が早いほうで、あまり長く服を持つタイプじゃないんです。でも、このスティル バイ ハンドのコートは特別で、もう4年。僕にしてはだいぶ長いですね。流行り廃りのない形と色だということに加えて、カジュアルなんだけど年齢を重ねても不相応にならない上質感があることがポイントだと思います。そしてその上質感を支えているのは、作りのよさ。丁寧に作られている服はやっぱり長持ちするんです。そこにお金をかけることは、結局コストパフォーマンス的にもいいんだと最近実感していますね。
この冬探していたコート 「TEÄTORAのダッフルコート」
そして今季、新しく僕のワードローブに加わったのがこのテアトラのコート。これさえ着ておけばいいやっていうプロダクト単体としてのインパクトがあるのと同時に、コーディネート次第でいろんな表情が楽しめる使いやすさを兼ねているところがいい。生地には衣服内の温度を常に適温に保ってくれるアウトラスト®という特殊素材が使われているんですが、これも大きなポイント。駅まで急いで歩いて電車に乗ると汗をかいてしまうことがありますが、これはその不快感を和らげてくれる。暑がりで汗かきな僕でもいちいち脱ぐ必要がないんですよね。これはすごく便利。年々、見た目だけじゃなくて機能的に優れているということも、服を選ぶ際の大事な基準になってきました。 ¥120、000/TEATORA
TEATORA https://teatora.jp/
Photos:Arata Suzuki[go relax E more]
Stylist:Yoshiki Araki[The VOICE]
Composition&Text:Jun Namekata[The VOICE]
Stylist:Yoshiki Araki[The VOICE]
Composition&Text:Jun Namekata[The VOICE]