年月というふるいにかけられて残ったものには意味がある。それでもまだ欲しいものには理由がある。
ayame クリエイティブディレクター今泉 悠さんの、コート選びの極意を聞いた。
今泉 悠さん ayame クリエイティブディレクター
「“自分のためのクラシック”にようやくたどり着いた」
ずっと着続けているコート 「BROOKS BROTHERSのチェスターフィールドコート」
ブルックス ブラザーズのチェスターフィールドコートは5〜6年前に父から譲り受けたもの。正直言ってそれ以前はこのコートのよさが僕にはわからなかったのですが、クラシックの魅力がある程度理解できるようになってからは、頻繁に着るように。シルエットやディテールが洗練されすぎていない感じを楽しめる余裕が出てきたんだと思います。オーセンティックでありながら、それをあえて今着ること自体が個性になるし、コーディネートを限定しない。かなり重宝しましたね。ただ、数年着続けてきて気づいたのが、これはあくまで父が自分のために選んだものだということ。そろそろ僕も、自分のために自分のクラシックなコートを選びたいと思っていたときに知人に教えてもらったのが、レショップで展開しているラ ファーヴォラのパターンオーダーコートなんです。
この冬探していたコート 「LA FAVOLAのパターンオーダーコート」
基本となるコートをベースに生地の選択や着丈、サイズの微調整が可能。僕はロングコートが好きなので、着丈はかなり長めに設定。このウールもすごく上質で着心地抜群だし、スラッと見える。まさに理想的なコートが完成しました。ロングコートって自分の体型とのバランスがかなり重要で、なかなかこれぞというものが見つからなかったのですが、これでようやく決着。あまりに仕上がりがよかったので、また別の型と生地で新しいコートもオーダー中です。 ¥240、000~(オーダー価格)/ラ ファーヴォラ(レショップ)
レショップ TEL:03-5413-4714
Photos:Arata Suzuki[go relax E more]
Stylist:Yoshiki Araki[The VOICE]
Composition&Text:Jun Namekata[The VOICE]
Stylist:Yoshiki Araki[The VOICE]
Composition&Text:Jun Namekata[The VOICE]