カラーダウンが今季のトレンドになっているが、シックでクールな雰囲気を演出できる大人の定番カラーである黒も1枚は押さえておきたいところ。おしゃれな大人たちもちゃんと今季の本命ダウンを確保している。
01:アークテリクス ヴェイランスのダウンジャケット
「アークテリクス ヴェイランスのダウンは身幅がコンパクトに作られていて、ぱっと見はダウンっぽくないすっきりとしたシルエットが今の気分にはまりました。ブルックスブラザーズのセットアップと合わせても浮かず、都会的な佇まいにまとめてくれます。アウトドア系でオーバーサイズのアイテムもいいんですが、そろそろ大きめのシルエットに飽きてきている人もUOMO読者の中では多いんじゃないのかなぁ。表地に縫い目は一切なく、完全防水の軽量ゴアテックス生地なのでスペックとしても言うことなし」
「袖の内側には伸縮性のあるリブつき。カッティングの感じも珍しい。これで風や雨の侵入を防いでくれます。腕まわりは可動域を考えたパターンになっていて、デザインや機能性、快適さまでも追求されているところがさすがです」
「裏地は高機能素材のGORE C-KNITを張り合わせて透湿性、防水耐久性、防風性も十分です。高スペックかつ、街着としても着やすいミニマルなルックスなので、重宝すること間違いなしです」
02:ナンガ×アーバンリサーチのオーロラ 3レイヤー ダウンブルゾン
「国産シェラフ・メーカーのナンガとアーバンリサーチが2010年から続けているコラボレーションのダウンジャケット。今季のものはややゆとりをもたせたサイズに、表面の光沢をおさえたマットな質感が特徴です。これまではLサイズまでしか作っていなかったんですが、今年から2XLまでサイズの幅を広げました。思いっきりオーバーサイズで着たい人にもおすすめです。シンプルなデザインかつ単色なので、今日のスラックスにタートルネックの薄手ニットなどの綺麗めなコーディネートにも合うし、柄物のパンツを持ってきてもいい。合わせるアイテムを選ばないので、寒くなってきたらきっとヘビロテしちゃいます。また、アウトドアブランドのものは同系色であれ必ずロゴが入っているんですが、これにはない。そこも気に入っているポイントです。街で着るにはそこまでハイスペックなものは要らないので、最小限の機能性を備えアウトドアっぽさを抜いたこのジャケットはタウンユースのアイテムとして超優秀だと思います」
「寒気をシャットアウトする止水ファスナーを上まで閉めれば、とても暖かい。顔へ触れる部分は肌触りのいいコーデュロイが採用されています。フードはボディに対して少し大きめで、ダウンもしっかり入っています。このフードの厚みも魅力ですね」
「上からも下からも開けられるデザイン性のあるジップポケットはこのコラボでは定番。裏起毛素材を内蔵したハンドウォーマーポケットは寒い日にはつい手を入れちゃいます。表地は透湿・保温・撥水の高機能素材を採用しているので、ちょっとした雨なら傘無しでも外出できてしまうのは嬉しいですよね」
03:アブガルシア×イズネスのダウンジャケット
「去年参加した試着フェス®︎でパッと見でいいなと思い、着てみたら間違いないなと確信しました。カーキを試しましたが、汎用性を考えて黒の購入を決めました。ダウンジャケットってアウトドアっぽい雰囲気のものが多く街着としては敬遠してましたが、これはとても都会的。すっきり見えるシルエットも◎。それに移動の電車内などは暑いので、これくらいライトなものだとちょうどいいんですよね。ポケットが多く、収納力抜群なところも気に入っています。小さい娘がいるのでよく公園に行くんですけど、ベビーグッズなども楽々入るんですよ。財布やスマホなどもポケットに入れてしまえば手ぶらでOK。また、撥水加工もされているので、突然の雨もフードを被ってしまえば大丈夫なんです。傘要らずなところも推せますね」
「ダウンジャケットってボリュームがある分、黒だとコーディネートが重くなりがち。なので、パンツはオーラリーのホワイトデニム、シューズはニューバランスの990v5と淡い色合いであわせて軽さを出してみました」
「外から室内に入ったり、移動の電車内など、暑い時はサッと開けてこもった熱を外に出せるベンチレーションが重宝します。ちょっと暑いなと感じたら、すぐにファスナーを開ければOK」