欲しい一枚が見つかったら、それと相性抜群の「もう一枚」も買っておく。“コンビ買い”はおしゃれな大人ならもう常識だ。着こなしが複雑になる冬こそ、最強のコンビ買いを押さえておけば安心。迷わず理想のスタイリングが手に入るメソッドをお届けします。
あの人はメガネに
どんな小物を合わせてる?
1
OLIVER GOLDSMITHのメガネ MARNIのアンゴラマフラー
藤村雅史さん(アートディレクター)
「黒や紺はよく着る定番色なんですが、冬の装いで多用すると重たい印象になりがち。最近購入したオリバーゴールドスミスの『バイスコンスル』はフレームが太く存在感がありますが、上半分がブラック、下半分がクリアになったサーモント風のデザインで重厚さを払拭できます。首に巻いたダークネイビーのマフラーはマルニ。アンゴラ素材で、長い毛足を生かしたふわふわと上質なテクスチャーがやわらかな雰囲気。軽くて暖かさも抜群。冬の黒と紺の着こなし攻略のカギは、ライトな素材でまとめることですね」
2
10 eyevanのメガネ TOMORROWLANDのカシミヤマフラー
杉山耕平さん(TOMORROWLAND PR)
「10 アイヴァンのメガネは新作が出るたびに買ってしまうほどのヘビーユーザー。メガネは小ぶりなラウンドタイプが基本で、この『No.5-Ⅲ』のレンズ幅43㎜サイズは好みにもかけ心地もジャストフィット。逆に、マフラーは大判なものを選ぶようにしています。これはトゥモローランドのカシミヤ素材。タイトな髪型に始まり、小ぶりなメガネ、大きなマフラーをがばっと纏うように身につけ、顔まわりから肩にかけてAラインをつくっています。色味の統一感も意識して、ブラウン~ベージュでまとめてみました」
3
HILTON CLASSICのメガネ EYCKのパッチワークマフラー
宮本哲明さん(MIYAMOTO SPICE 代表)
「ヴィンテージのデッドストックを扱う札幌のメガネ店でこのヒルトン クラシックに出会いました。無駄のない美しいフォルムに、繊細で華やかなゴールド使い。クラシックな魅力が詰まったラウンド型は、かけると自然と背筋が伸びるような心地にさせてくれます。そんなクラフツマンシップあふれる一本に同調するよう、エイクのパッチワークマフラーを首元に。昔ながらのションヘル織機を使ったファンシーツイードは、一見派手ですが日本の手仕事の温もりを感じる。英国と日本のモノづくりのよさを一度で味わえます」
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Text:Masato Nachi