金のネックレスはアクセントとして有効だが、選び方次第ではギラッとした印象を与えかねない。これが初挑戦だという3人はどう選んだのか?
試したのはこの4人
MARIHA
長さ:50㎝ 素材:18K
糸のように繊細で美しく、服を選ばないのがいい 井上直哉
日本古来の美意識を重んじるマリハの「サーパンタインシリーズ」は、蛇のうねりのような、つなぎ目がほぼ見えない滑らかな作り。18Kのイエローゴールドを使用した、艶やかな光沢が特徴。¥115,500/マリハ
TOMWOOD
長さ:52㎝ 素材:925silver×9K
アンティーク調の色味が焼けた肌にしっかり馴染む 田中望
アクセサリーブランドとして幅広い層から支持を得るトムウッド。スクエアのコマが連なるデザインは船のアンカーチェーンがモチーフ。9K(メッキ)らしい落ち着いた色だ。¥50,380/トムウッド(トムウッド プロジェクト)
Hirotaka
長さ:55㎝ 素材:18K
繊細なチェーンのコマが、気に入りました 鬼澤喜行
全米でも展開されるヒロタカは、自然から着想を得たデザインと、日本の職人による手仕事が特徴。このチェーンは、左右にクラスプがつき、間にリングをつなぐこともできる。¥286,000/ヒロタカ(ヒロタカ 表参道ヒルズ)
PREEK
長さ:65㎝ 素材:925silver×18K
コマを詰めて留め具を見せたい。アクセントに使いたくなります 井上直哉
金や真珠、天然石などを用いた独創的なデザインと加工に定評あり。こちらは、留め具のラフな仕上がりなど、ハンドメイドの温もりが感じられる「YU-KIN」シリーズ。¥55,000/プリーク(エイチ ビューティ&ユース)
田中 最近、ゴールドのネックレスをつける大人が増えている気がします。
井上 またきちんとファッションを楽しみたい、という気分の影響もあると思います。ゴールドを差すと、スタイリングに緊張感が生まれていいですよね。
鬼澤 アクセサリーって、年を重ねるとゴツいものよりシンプルで服に馴染むものが欲しくなる。僕は40歳を越えて首元に彩りが欲しくなり、そろそろリングや時計に合わせてゴールドのネックレスをしたいなと。
井上 僕は20代後半ですが、ゴールドのリングやシルバーの腕時計とセットでつけたい。主張が控えめで10年以上付き合えることが理想。資産としては考えていないけど、多少高くてもいいネックレスを選びたいです。
田中 わかります。一方で、未経験者やご無沙汰な人には、何十万円もするものより、求めやすく上質な金メッキのものをおすすめしたい。僕も欲しくなりました。
井上 マリハが主張の加減や長さ、値段などにおいていちばんバランスがよかったです。これは欲しい!
鬼澤 長さもポイントですよね。僕は外に出してつけたいから、ある程度長いほうがいい。腕時計やリングと同じく本物の金にしたいことを考えると、ヒロタカがとてもしっくりきました。
井上 ネイビーのスウェットにとても似合ってました。コマが繊細なので上品な印象を受けます。
田中 僕は地黒なうえに日焼けもするので、肌との馴染みも気になる。トムウッドの9Kは光沢が絶妙だった。
井上 基本常につけたままで過ごす人は特に、服との相性だけでなく、自分の肌の色や体格も考えて選ぶと、長く付き合えそうですね。
Stylist:Masanori Takahashi