ダウンに一家言ある4人が、ファッション目線で今年の推しを持ち寄って、アピールポイントを披露したり、試着し合ったり。みんなが今年のダウンに求めていることは? お互いのコメントにうなずきながらも、やっぱり自分の推しがいちばんなのか?

試したのはこの4人

高橋正典さん
スタイリスト

中島小太郎さん
コティ ビューティ&ユース ディレクター
スタイリスト 高橋正典さんの推し!
マーモット×シップスのリバーシブルダウンベスト

ゆったりしたアームホールじゃないとダメなんで

「アウトドア感の強くないブルーが好み。中にゆったりしたフーディを着ても、脇でスウェットがもたつかず最高です。アームホールの広いダウンベストって意外とないんですよね」。ベスト¥38,500/マーモット × シップス(シップス 渋谷店)


実はUAとしてはダウンベストを本命として推しているので、これはやられました!(中島小太郎)

配色も含めて、どちらがA面かわからない完成度の高いリバーシブルというのがいいですね。(西又潤一)
スタイリスト 西又潤一さんの推し!
ユニクロのウルトラライトダウンジャケット(3Dカット)

普通に見えて’90年代のヘルムート ラングっぽさもある
「“普通”がすごく好きなので、ダウンパックのピッチ感、まっすぐなポケットなどお手本のような定番デザインに惹かれました。都会で着るならこのぐらいの薄さがベスト。ラング風の背中のカッティングもいいんです」。ジャケット¥6,990/UNIQLO


コンパクトなサイズ感が新鮮です。車の運転もしやすそう。細身のパンツを合わせたい。(高橋正典)

ダイワ ピア39とは真逆の発想ですが、これでいいと思える魅力満載でこの値段はお見事。(中田慎介)
コティ ビューティ&ユース ディレクター 中島小太郎さんの推し!
コティ ビューティ&ユースのディクロス バルーン ダウンジャケット

機能だけでなくブルーグレーの絶妙な色合いがいい
「ディクロスはファッション性と機能性が両立。色味もすごくいいんです。ダウンパックが表に出ないデザインだから、アウトドアだけでなく街でも着やすい」。ジャケット¥49,500/コティ ビューティ&ユース(エイチ ビューティ&ユース)


ダブルジップ仕様だったり、袖にマジックテープがないのもファッションとして格好いい。(中田慎介)

軍モノっぽいミニマルさ。脇にベンチレーションがあるので温度調整がしやすい。(西又潤一)
BEAMS メンズカジュアル クリエイティブディレクター 中田慎介さんの推し!
ダイワ ピア39のテック バックパッカー ダウンジャケット

寝袋的なフードが実は長距離通勤にも役に立ったり
「ポケットの多さとボリューミーなフードは変わらず。ハイテクな裏地とレイヤードしやすい短めの着丈が今年の特徴。Aラインのシルエットも僕的にはかわいくて、気に入っています」。ジャケット¥57,200/ダイワ ピア39(グローブライド)


裏地がストレッチ生地だから動きやすく、ダウンジャケット特有のゴワゴワ感がないです。(高橋正典)

程よい重量感。大ポケットが二重仕様で、スマホが中でゴロゴロ動かないのも秀逸。(中島小太郎)
推しのポイントを聞けば聞くほど ほかのダウンがよく見えてくる

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Photos: Kanta Matsubayashi
Interview&Text: Hisami Kotakemori
Interview&Text: Hisami Kotakemori