UOMO11月号の表紙を飾った俳優・永山瑛太が着ているのはディオールの最新コレクション。本記事では、この特別なセッションの主役となったキーアイテムの数々を解説する。
メゾン創設75周年の今季、メンズ アーティスティック ディレクターのキム・ジョーンズはムッシュ ディオールのアーカイブに敬意を表したコレクションを展開。モードに対する純粋さと初期衝動を見つめ直し、当時のエレメントをふんだんに用いながら現代的なスタイルを生み出した。時を同じくして、ギンザ シックスの「ハウス オブ ディオール ギンザ」が新しくなってリオープン。店内はアート作品で彩られ、個人の邸宅のように寛げる空間になっている。まずはショッピングの下見として、最新のウェアから小物までまとめてここでチェックして欲しい。
PEAKED LAPEL JACKET
ストーンウォッシュを施したナチュラルな風合いの生地を、ワーク感のあるステッチで仕上げたジャケット。ワイドな身幅に程よくウエストをシェイプしたシルエットが今っぽい。デイリーに使える一着ながら、構築的なショルダーとピークドラペルで品格も十分。¥450,000(参考価格)/ディオール(クリスチャン ディオール)
BELTED PANTS
上のジャケットとセットアップで着用できるベルテッドパンツ。冬のスタイルを明るくしてくれる淡いトーンと、着慣れたややワイドなシルエットで、活躍すること間違いなし。ファティーグポケットに繊細なフロントジップ、インダストリアルな印象のバックルと様々なエッセンスが詰まっているのも面白い。¥280,000/ディオール(クリスチャン ディオール)
DIOR BY BIRKENSTOCK “TOKIO” MULES
ビルケンシュトックの“トキオ”をベースにしたコラボサンダル。毛羽立ちのあるスエードと同系色のラバーの組み合わせで、表情に変化を付けた。柔らかな素材に対して、ハードな印象のバックルがアクセント。厚手のソックスと一緒に楽しみたい。(ハウス オブ ディオール ギンザ限定)¥155,000/ディオール(クリスチャン ディオール)
“BAR” COAT
1947年に一世を風靡した“ニュールック”の“バー”ジャケットがインスピレーションソース。なだらかなショルダーに絞られたウエストの美しいフォルムを踏襲しつつ、ステッチを装飾として使い粗削りな雰囲気も演出。襟元の刺繡は三代目アーティスティック ディレクター、マルク・ボアンのオートクチュールを参照したもの。¥1,100,000(参考価格)/ディオール(クリスチャン ディオール)
CAPE JACKET
ムッシュ ディオールはオートクチュールで初めてアニマル柄を採用した人物。メゾンのアイコンであるレオパード柄を選ぶなら、モダンなアウターから挑戦したい。ケープやジャケットとして着回せる仕様はワードローブに取り入れやすく、軽くてスポーティーなタフタ素材が今の気分。¥450,000/ディオール(クリスチャン ディオール)
KNIT POLO
カシミヤ100%を甘く編み上げ、程よいジャストフィットに仕上げたニットポロ。とろけるような肌ざわりで、ふんわり体を包み込んでくれる。ブラウンをベースに、ライトブルーやベージュの糸をミックスした優しい風合いも魅力だ。スズランの刺繍は、ムッシュ ディオールがレターヘッドに使用していたモチーフ。¥230,000/ディオール(クリスチャン ディオール)
TRACK PANTS
カジュアルはもちろん、ジャケットスタイルにも馴染むトラックパンツ。コットンとキャメルをブレンドした表地は上質で、裏毛はふっくらした肌あたりが暖い。ルーズなシルエットながらたたずまいはあくまで上品。大人のためのリラックスウェアとは、このこと。¥210,000/ディオール(クリスチャン ディオール)
DIOR BY BIRKENSTOCK “MILANO” SANDALS
スタイリングに品よく抜け感を与えてくれるビルケンシュトックとのコラボサンダル。安定感のある履き心地の“ミラノ”をベースに、素材はカーフスキンとヌバックのコンビネーション。温もり感のある表情が特徴だ。バックルにはキム・ジョーンズ以来のディオールを象徴するアイコンパーツを採用。(ハウス オブ ディオール ギンザ限定)¥155,000/ディオール(クリスチャン ディオール)
“DIOR COROLLE” BAG
人気の“ディオール オブリーク”柄が、ブルーとブラウンをベースに織り上げた柔和なトーンで登場。直線的でスマートなシェイプのバッグはハウス オブ ディオール ギンザ限定だ。マチ付きでA3サイズも入る大容量だからビジネスから小旅行まで活躍する。縦35cm×横44cm×マチ15.5cm (ハウス オブ ディオール ギンザ限定) ¥790,00/ディオール(クリスチャン ディオール)
LONG COAT
寒い冬をものともしない肉厚なバージンウール100%のコートは、ガウンのような優しい着心地ながらデザインは構築的。襟が高く立ち上がった過去の名作を再解釈し、ダーツを入れたことで顔まわりに新しい造形美が生まれた。ベルト紐でウエストを絞ると、よりモードな印象に。¥620,000(ハウス オブ ディオール ギンザ限定)/ディオール(クリスチャン ディオール)
“SPRING BALL” SWEATER
ムッシュ ディオールがショーのたびに身につけていたお守りの花、スズランの刺繡をあしらったニット。アーカイブのオートクチュールドレスから着想を得たモチーフで、繊細な色使いとスパンコールの輝きが美しい。柔らかな着心地と丹精な手仕事に、身も心も幸福感に包まれる一枚。¥600,000/ディオール(クリスチャン ディオール)
STRIPED SHIRT
美しい織りのストライプ生地を、ワイドなボックスシルエットで現代的に仕立てた。さらりとした肌触りで、小型の襟はボタンで取り外すとバンドカラーにもなる仕様。一枚で上品にこなせるのはもちろん、軽い羽織りとしても、冬のレイヤードの爽やかな差し色としても、着回し幅の広さが嬉しい。¥155,000(参考価格)/ディオール(クリスチャン ディオール)
HIGH-NECK KNIT
ウィンター 2022-23 メンズ コレクションのショーのファーストルックで使用されたジャストフィットのハイネックニット。上質なミラノウールの着心地は軽くて柔らかく、裾には同系色で“DIOR”の刺繍入り。バックにはブラックのジップが付き、シンプルな中にも細やかなデザインが行き届く。¥195,000/ディオール(クリスチャン ディオール)
WRAP PANTS
ワイドなラップパンツは、フロントのシャープなデザインが特徴。直線的なシルエットと光沢のあるウール素材が美しく、ミニマルでありながら存在感は抜群。オールブラックのスタイリングや、ジャストフィットのトップスを合わせて全身をきれいなAラインに仕上げるのがオススメ。¥195,000/ディオール(クリスチャン ディオール)
“DIOR HERITAGE” BRACELET
大人の装いとしてラグジュアリーかつ遊び心もあるアクセサリーが欲しい。シンプルなニットには、このブレスレットのような豪奢な輝きが好相性だ。微妙に表情の異なるクリスタルがリズミカルに連なり、星のモチーフと“CD”シグネチャーが施されたハッピーなデザインは気分も華やぐ。¥150,000/ディオール(クリスチャン ディオール)
BELTED BLOUSON
オリジナルの“バー”ジャケットのボリューム感から発想されたハーフ丈のブルゾン。ふっくらした襟元とサイドの設計は独創的だが、クリーンな色味でさらりとこなしやすい。つるりとした生地に同素材のくるみボタンと随所まで上品にデザインされ、少しのブラウンが丁度いいアクセント。中綿入りで暖かさも十分だ。¥490,000/ディオール(クリスチャン ディオール)
問い合わせ先 クリスチャン ディオール TEL:0120-02-1947 ディオール公式サイトはこちら▶
Movie director:Taro Usuda
Videographer:Tomotaka Nakazono
Photos:Yuichi Sugita
Hair&Make-up:SHOTARO[sense of humour]
Stylist:Toshihiro Oku
Text:Takako Nagai
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