UOMO11月号「芸術の秋と至高の眼鏡」では10万円以上するラグジュアリーなメガネを特集。話題の実力派ラッパーDOTAMAをモデルに栃木県にあるギャラリー、ギャラリー トラックスで撮影しています。本記事では特集内では見えづらかったメガネの細部までを余すことなくご紹介。そこには値段相応のディテールが!
ジャックマリーマージュ
ジャック マリー マージュのアイコニックなメガネフレーム「キャッツアイ」。ボブ・ディランが愛用していた一本をモチーフにつくられたことから“DEALAN53”とネーミング。フレーム厚は10mmと一般的なメガネと比べても非常に分厚いため、よりラグジュアリーな雰囲気を醸し出す。フレームに存在感があるので、コーディネートはシンプルで上品なものを選んで、上手くバランスをとりたい。¥31,900/ジャック マリー マージュ(ボズュー自由が丘)
E.B.メロヴィッツ
1875年創業のパリの老舗メガネブランド、E.B.メロヴィッツ。現地の職人により一本一本ハンドメイドで作られた、ぬくもりを感じられる柔らかなフレームが特徴。フランスの映画監督サシャ・ギトリへのオマージュとして作られた“Sacha”は存在感のある直線的なテンプルに対して小ぶりなレンズシェイプがフレンチシックな雰囲気。べっ甲柄も肌馴染みがいい。¥88,000/E.B.メロヴィッツ(ブリンク外苑前)
ラザール・ステュディオ
今シーズン立ち上がったばかりのフランス・リヨン発のブランド、ラザール・ステュディオ。ブリッジがフレーム上部に持ち上がったトップバースタイルの個性的なフレーム“newton 47”は、無駄を削ぎ落としたミニマルでモードな印象。リムはエッジを角ばらせたことで、より洗練されたムードを与える一本に。¥92,400/ラザール・ステュディオ(グローブスペックス ストア)
ザ スぺクタクル
1920〜70年代のヴィンテージメガネを分解、再構築してリリースする異色のブランド、ザ スペクタクル。アイウェアブランド、フリートウッドの1950年代の一本をカスタムしたメガネは、リムレスのシンプルなデザインに12金の金張り、彫金がラグジュアリーな佇まい。目の覚めるように赤いシャツとのマッチングを楽しみたい。¥108,900/ザ スペクタクル(オプティカルテーラークレイドル 青山店)
ハフマンス アンド ノイマイスター
2017年にローンチされたドイツのアイウェアブランド、ハフマンス アンド ノイマイスターは工業的なメタルフレームが特徴的。シートメタルをワイヤー状に細く加工したウルトラライトシリーズの“Onyx”は非常に薄いフレームと少し大きめのヘキサゴンシェイプのコントラストが静謐なムードを一層際立たせる。¥67,980/ハフマンス アンド ノイマイスター(コンティニュエ)
クロムハーツ
ジュエリーブランドとしてお馴染みのクロムハーツの“SLUNTRADICTION”はテンプルエンドにCHクロスの型抜き、フレーム上部に刻印入りのシルバープレートがあしらわれたラグジュアリーな一本。ブロウタイプの生真面目さは生かしつつ、ブランドらしさが随所にちりばめられた一本だ。¥184,800/クロムハーツ(オプティカルテーラー クレイドル 青山店)
ゲルノット・リンドナー
ラインナップされているすべてのモデルに925シルバーを用いているドイツのアイウェアブランド、ゲルノット・リンドナー。シルバーならではの美しい色味と光沢が特徴。知的な印象を感じさせるラウンドフレームの“GL157”はフレームとブリッジが一体型のため目元をよりすっきりと洗練された印象にしてくれる。¥92,400/ゲルノット・リンドナー(グローブスペックス エージェント)
DOTAMA
MCバトル、楽曲リリース、最近ではテレビ出演なども精力的にこなすマルチに活躍するラッパー。約10年間サラリーマンとラッパーの二足の草鞋を履いていた経験をもとにした楽曲は、多くの社会人にも深く響く。来る10月15日にはO-nestにてDOTAMA 2マンLIVE「社交辞令vol.22」を開催予定。
Gallery Trax
1993年にデザイナーの故・木村二郎氏により保育園だった建物がリノベーションされ、設立されたギャラリー。八ヶ岳の麓の豊かな自然を堪能できる空間。さまざまなイベントや若手アーティストの企画展示が行われており、金・土・日曜には一般開放されている。山梨県北杜市高根町五町田1245
Photos:Yoko Kusano
Hair&Make-up:Risa Ito
Stylist:So Matsukawa
Model:DOTAMA