夏の必須アイテム、白Tシャツ&白シャツを厳選してピックアップ。レイヤードすれば、秋口まで着続けられる。
01:SUNSPEL|Q75 RIVIERA POLO SHIRT
リヴィエラ・ポロシャツは、『007 カジノ・ロワイヤル』の6代目ジェームス・ボンド、ダニエル・クレイグのためにつくられたストーリーのある定番だ。実用的な胸ポケットを配し、ロゴなどは省いたミニマルでモダンなデザイン。英国ノッティンガムのレース織機で編まれる、軽くて通気性に優れたコットンメッシュ素材を採用して、エレガントなムードをまとわせた。
一年を通して展開される定番は、シーズンの立ち上がりには新色も多数登場するが、万能のホワイトをまず手に入れたい。カジュアルボトムの格上げはもちろん、ジェームス・ボンドよろしく、ジャケットのインナーに合せるのもスタイリッシュ。
02:LOS ANGELES APPAREL|6.5oz Garment Dye Crew Neck T-Shirt
ロサンゼルスサウスセントラルでつくられるMade in USAのTシャツ。しかも毛羽立ちが少ない耐久性抜群のUSAコットン100%と、今の「ザ・アメカジ」気分にフィット。洗濯や乾燥機にかけても縮みにくく、長く愛用することで風合いを増していくタフな白Tだ。
このタイプは襟が詰まったハイネック気味のデザインが特徴。USサイズだから日本規格よりも大きめのつくりで、着るとボックス型のシルエットに。両サイドに縫い目のない丸胴で、タコバインダー仕様(ネックが伸びるのを防ぐため、襟裏のバインダーが肩まで続く製法)。
03:THE NORTH FACE PURPLE LABEL|7oz H/S Pocket Tee
USAコットンの7oz天竺ボディは、ほどよい厚みで白Tでも透けない生地感。胸ポケットの口元に補強のヘリンボーンテープを施しているのも、ヘヴィデューティーでいい。ポケットの同色ロゴ刺しゅうがまたさりげなくて、男心をくすぐる要素にあふれている。
ほどよいルーズシルエットは、文化系アウトドアの着こなしにマスト。写真のオフホワイトとブラックはロゴが同色刺しゅうだが、ライトパープルなどカラータイプは製品染めでロゴが配色というのもそそられる。どこかあたたかみのあるTシャツなのだ。
04:is-ness|BALLOON T SHIRT
ヘビーウェイトなコットン天竺のビッグTシャツ。裾にスピンドルコードをあしらい、絞れるデザインに。絞ればトレンド感のあるバルーントップス、ストンとフラットにすればビッグTと、変化を楽しめるところに惹かれる。裾が絞れるのでレイヤードする際もバランスを取りやすく、着こなしのアイデアが広がる。
やっぱりビッグシルエットが好きという人だけでなく、これからトライしたいという人も、スタイリングの鮮度が上げられる一着として要チェック。
05:ETS.MATERIAUX|Regular collar Short sleeve
「レショップ」コンセプター 金子恵治氏のディレクションのもと、2021年春に復活したイーティーエスマテリオ。ヨーロッパのトラッドやワークスタイルを現代的に再定義した粋なものづくりで通を唸らせている。この半袖シャツも五分袖と七分袖のギリギリの長さを狙って、パターンメイキングにこだわった。
袖丈同様に着丈にもこだわって、タックイン、タックアウトともに美しく見えるバランスに。フロントはラウンド、バックはストレートというデザインも気が利いている。洗いざらしたようなコットンの風合いもよく、半袖シャツを敬遠していた人にも響く一枚。