モードのストリート化現象は流行の枠を超え、ある種のベーシックにさえなりつつある時代。街のおしゃれなあの人は、いったい、モードブランドのアイテムをどんな風にストリートに落とし込んでいるのか? 検証したい!
Q.モードブランド、もはやリアルに着るのって当たり前?
A.今はモードとストリートの垣根がない!
モードなパンツにバッシュが気分です
井田正明さん(32歳/スタイリスト) ロエベのロングシャツ&ロールアップデニム。そんなアイコニックなモードカジュアルに、足元は“エアジョーダン11”。「パッと見は違和感のある合わせかもしれませんが、トーンも含めて意外な相性のよさに気づきました」。
僕の中ではジャズとロックのセッションなんです!
樅山敦さん(52歳/BARBERBOYS オーナー) トム フォードのスーツにクロムハーツのネックレス&ブレス。もはやユニフォームと称してもいいくらい馴染んでる。「トム フォードに似合うのは圧倒的にクロムハーツ。僕の中ではトム フォードはジャズ、クロムハーツはロック。異なるテイストでも本質的に合うものは引き合う。それがSESSION!」。
今のジル・サンダー、ちょうどいいですよね
徳原海さん(39歳/エディター) ジル・サンダーのシャツにヴァージル・アブローのナイキ“THE TEN”。「流行を意識しているわけではなく、今気になるものを純粋に選んだらこうなりました。強いて言うなら、シンプルなデニムがモードとストリートの親和性を高めてくれているのかな?」。デニムはMUJI LABO、バングルはティファニー。
Photos:Yuhei Kudo[S-14] Fumiya Sasaki(Mr.Momiyama)
Text:Kai Tokuhara
Text:Kai Tokuhara