ウィメンズのデザインをメンズに落とし込んだシャツやニットが「サイ」と「レショップ」のタッグで実現。4月2日からレショップ渋谷店とオンラインで発売される。洋服好きならば誰もが感服するはずの、デザインされたディテールをチェックしよう。
これはウィメンズではなく、メンズ!
昨今のメンズシーンにおいて新鮮な輝きを放つモード感たっぷりのデザインアパレル4点が、大人男子に支持される服道楽のメッカ「L’ECHOPPE(レショップ)」と、英国クラシックに現代的な解釈を加えるリアルクローズ「Scye(サイ)」とのタッグで実現。
アイテム画像をチェックすると、「アパレルデザイン」という高等技術と「ファッションデザイナー」の本懐に、洋服好きならば誰もが感服するはずだ。
このコラボカプセルコレクション「Scye for L’ECHOPPE EX Collection」は、「サイ」のアーカイブやウィメンズのコレクションが抱える膨大な商品サンプルの中から「レショップ」コンセプターの金子恵治とショップスタッフのperaoがモードなアイテムを厳選して抽出し、メンズ仕様に再構築したもの。
4月2日(土)から「レショップ渋谷店」(ミヤシタパークSOUTH 2階)とレショップ公式オンラインストアで販売される。じっくりと試着して選びたい。
リリースに記された補足付きの商品名も面白い。「シャツの袖が捲られた状態のバンドカラーシャツ」「2枚のシャツが組み合わさるレイヤードシャツ」「ため息が出るほど美しいフォルムのテーラードベスト」「背面がツイストされたコットンニット」の説明書きは、まるで金子恵治からリコメンドされたメニューのよう。
すべてがメインディッシュの佇まいだ。
上掲画像は「peraoブログ」から拝借。
本コラボが誕生する契機になった「サイ」ウィメンズのヴィジュアルブックと実際の洋服に触れ、「神は細部に宿るのだ」と腰を抜かすほど感嘆したという。
もとはテーラー用語である「Scye(サイ)」とは、袖ぐり・鎌の意。クラッシックとモダンの融合に心血を注ぐデザイナーの日高久代とパターンカッターの宮原秀晃が繰り出す自由かつテクニカルなクリエーションは、ブランドが始動した2000年から一貫している。
ロールアップした袖はスタイリングではなく最初からの縫い付け、重ね着シャツは身頃のドッキング、本コラボのキッカケになったというウィメンズ派生の美麗ベスト、手編みこんにゃくのテクニックを応用したニットなど、細かいディテールは店頭で確認して欲しい。
「一見するとその異様なディティールに違和感を感じることのないアイテム群であるが、それは完成度が高すぎることの証明。この両者でないと具現化が不可能と断言できる」と、金子恵治は総評している。
遊びで着こなしてこそ、真の服道楽だ。
「再構築」コラボをもっと知りたい!
発売日:2022年年4月2日(土)
販売店舗:レショップ渋谷店(TEL:03-6712-5770)
L’ECHOPPE WEB STORE