一見プレーンなラウンドフレームこそ、細部の違いでまったく表情が変わってくる。ラウンドフレームを愛してやまない増井さんに、彫刻家らしい着眼点&美意識で3本をかけ比べてもらった。
丸メガネを愛して10年 増井岳人さんがラウンドフレームの微差を比べてみた!
アンティーク調の色味が魅力的
kearny / blake
いつもかけている形に近いけど、質感がヴィンテージ調になるだけで印象も気分も変わる。シルバーともゴールドとも違って落ち着いた雰囲気があるので、もしかしたら秋冬の洋服のほうが似合うのかも。季節で使い分けるのもいいですね
フロントの厚みがわずか0.75㎜という繊細さだが、素材は丈夫なβチタン。¥39,600/カーニー(ソスト)
クラシックを遊ぶ自己満に浸りたい
Oliver Goldsmith / CHARLES
近くで見ないとわからない彫金ってほとんど自己満。だけどかけている側からすれば全然気分が変わる。クラシックを楽しんでいるっていう気持ちになります。それにこの縄手のテンプル、マスクが引っかからなくて意外と便利
創業者の2代目が愛用していたものを復刻。¥47,300/オリバー ゴールドスミス(サラディストリビューション)
モダンさで選ぶなら断然これ
BLANC / BM007-L1
蝶番やテンプルもすごくシンプルでかけやすいんだけど、よく見るとフロントフレームに白のアクセントが効いている。この工夫があるだけで、合わせる服に幅が生まれる気がします。やっぱり、こういう細部が大事なんですよね
縦に長さのあるラウンド形状がやわらかい印象をつくり出す。チタン製。¥35,200/ブラン
色と素材を比べると…
kearny / blake
いちばんのポイントはこのアンティーク調の色味。服の色もこれに合わせたくなります。
Oliver Goldsmith /
CHARLES
大人のセンスをアピールできるソリッドな彫金。近づいて初めて気づくさりげなさがいいです。
BLANC / BM007-L1
品のいいマットブラックに白のアクセント。実はかなりデザイン性が高い一本ですよね。
ブリッジを比べると…
kearny / blake
すっきりしているからかけやすい。チタン製ノーズパッドがシャープな印象です。
Oliver Goldsmith /
CHARLES
彫金もそうですが、造形もクラシック。他と比較するとその装飾性の高さがわかります。
BLANC / BM007-L1
いい意味で、僕にとってはこの高さと形が普通。日常的にかけやすいデザインです。
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Stylist:Masanori Takahashi
Text:Jun Namekata[The VOICE]