暖かくなってくると、コートのフロントを開けて歩くことも増えてくるが、インナー使いで大きく印象は変わる。今回は実例を参考に、コートのインナーの魅せ方について掘り下げてみたい。
01:橋本瑛司さん(バーテンダー/バリスタ)
タックインしたシャツと、サスペンダー使い
バリスタの世界大会に出場した経験も持つ、バリスタ・バーテンダーの橋本瑛司さんは、USネイビーのロング丈のミリタリーコートを愛用。深みのあるネイビーカラーと大人の余裕を感じさせるゆったりめのシルエットが魅力だ。インナーにはストライプのシャツを合わせ、ベルトの代わりにサスペンダーを使用することで、クラシックで大人っぽい装いに仕上げている。
02:大居拓真さん(32歳/会社員)
深いVネックのニットがインパクトを与える
伝統・普遍性・品質・格式を重んじながらも新たな様式を作り上げる日本発の気鋭ブランド、ザ・クラシックのコートを主役にしたコーディネート。深みのあるグリーンカラーと輝くメタルボタンがアクセントになったコートに、大胆に深く切れ込んだVネックニットとヘインズ白Tシャツを合わせることで大人っぽくもインパクトのある着こなしを実現している。
03:福本真士さん(36歳/会社員)
コートとインナーの素材のコントラストを活かして
レショップがウティに別注したブラックのロングコートを大人っぽく着こなしている福本真士さん。ゆったりめのシルエットのコートのフロントをオープンにして、余裕の漂う雰囲気を演出。同じくブラックのトラッカージャケットタイプのレザージャケットとグレーのジーンズを合わせることで、大人っぽい同系色のモノトーンコーデに仕上げている。
04:榎本晃さん(33歳/アパレル営業)
ビッグシルエットが大人っぽく決まる、ワントーンコーディネート
存在感抜群のビッグシルエットのロングコートを着こなす榎本晃さん。着られているように見えないのは、インナーのシャツ、パンツともに同系色で統一感を出しているから。コートの優雅なドレープ感と相性の良い光沢感のあるパンツをチョイスしているのもポイントだ。素材の上質さで大人っぽさを醸し出している好例と言えるだろう。
Text:Tetsu Takasuka