2021.12.10
最終更新日:2024.03.07

「シロギア」のバックパック【おしゃれな大人が語る、文化系アウトドアの極私的名品#02】

時代が変われば、機能は次第に古び、また流行も移り変わる。それでも長く愛用し続ける理由とは? ファッションにもアウトドアシーンにも精通している4人のパーソナルな名品に迫る。

CILO GEARのバックパック

「シロギア」のバックパック【おしゃれな大の画像_1

機能ありきのデザインだから長く愛用できている

池田尚輝さん(44歳 スタイリスト)
 シロギアはオレゴン州ポートランドを拠点とするバックパックメーカーで、自社の工場で少数生産を行うガレージブランドの先駆けです。アルパインクライマーの経験に基づいたデザインはミニマルでありながらリアリティがあり、背負い心地がとてもいいのが特徴かと。丹沢山系、奥秩父からヨセミテなど、僕のこれまでの日帰り山行で活躍してくれました。
 購入した8年前は、装備の軽量化を目的としたUL系のバックパックは雨ぶたがついていないものが多かったのですが、これは初めからついていて取り外しも可能。ベルトも取り外せて互換性があり、自由な使い方を模索できるのも面白い。そして、大概のアウトドアギアに入っているブランドロゴ類がいっさいないのも気に入っているポイントです。ブランドを誇示せずまずは機能優先で、結果として優れたデザインとして表れているからこそ、長く愛用できるのだと思います。




Photos:Arata Suzuki[go relax E more] 
Text:Masato Nachi

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