おしゃれに関して人一倍貪欲で、並々ならぬ商品知識を持つセレクトショップの名物プレスが今シーズンの他社コラボ&別注をオンライン品評会! 彼らがその出来の良さに思わず「やられた〜」と悔しがったアイテムとは? 第4回は各社の個性が色濃く出たニット&スウェット編。
選んでくれたのはこの方々!
BATONER for ADAM ET ROPÉ|SUPER MERINO V-NECK KNIT
「クルーネック全盛だったのでVが気になります。適度なゆったりシルエットもいいですね」 安武俊宏さん(BEAMS プレスチーフ)
「この手のハイゲージニットは着回しの幅も広く大好物です。オーセンティックなものを日本のニットブランド、バトナーに別注している点もいいと思いました」 河野建徳さん(SHIPS プレス)
90’sのスケーターが着ていそうなVネックセーターをイメージしてほどよく上品なオーバーサイズで別注。極細の希少なオーストラリア産メリノウールを使用した肌ざわりのいいハイゲージニットにウォッシャブル加工を施して手洗い可能に仕上げた。カットソー感覚で着られるさらりとしたVネックは、ルーズ系トップスに飽きた人のネクストスタンダードとして注目を集めている。
RICE NINE TEN×Sonny Label|EXCLUSIVE HAND KNITTING SWEATER
「ハンドニット、めちゃめちゃ気分です。この手のストレートなロゴものが今すごく着たい。オックスフォードシャツの肩がけにもハマるざっくり感がよさそうです」 工藤 健さん(ADAM ET ROPÉ プレス)
トラッドを粋にアレンジしたものづくりで一目置かれるライス ナイン テン。今季展開されている極太の防縮加工を施した手編みニットをアレンジした別注。サニーレーベルのテーマである西海岸にちなんだCA、LAの文字と星条旗をイメージしたマークを編み込みリバースウィーブ風スウェットのデザインに落とし込んだ。今季注目のアメカジやアメトラの着こなしにぜひ。
INVERALLAN for SHIPS|3A HAND CARDIGAN
「伝統のニットブランドとのダブルネームというのが羨ましい。ブランドとの絆を感じる、定番のカーディガンを選びたい」 高津戸真吾さん(ÉDIFICE プレス)
1975年にスコットランドで創業したインバーアランは、イギリス伝統のハンドニットで高く評価されるブランド。シップスでは長年別注を展開しており、その実績から唯一ダブルネームが許されている。今季も定番のケーブル編みカーディガン3Aモデルをインバーアランが持つ数多くのカラーの中から厳選してネイビーのほかオフホワイト、ブラック、グリーン、オレンジの5色を別注。流行に左右されず長く着られる本当の定番として今また手に取りたい。
LOOPWHEELER for LOWERCASE|MOCK NECK SWEAT SHIRTS
「スウェットでモックネック、しかもブラウンというカラーもかなり好みです。フランネルの太めのパンツと合わせたい」 安武俊宏さん(BEAMS プレスチーフ)
吊り編みでつくる「世界一正統なスウェットシャツ」として評価されるループウィラーとクリエイティブディレクター梶原由景のロウワーケースとの3社コラボ。モックネックは完全な新型で、ネック部分をリブではなく共布にしたスポーティすぎないデザイン。ゆとりのあるリラックスフィットでイージーパンツやデニムとのコーディネートもスタイリッシュな印象に。
大人が選ぶべき「ニット&スウェット」
エディフィス 新宿 TEL:03-5366-5481
シップス 銀座店 TEL:03-3564-5547
ジュンカスタマーセンター TEL:0120-298-133
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori