たまには気分を変えてプリントTを。そう思ってはみたもののメッセージ性が強いとなんだかちょっと…。いっそのこと抜けてるプリントをハズシと割り切って使うくらいがちょうどいいのかも。大人たちのゆるくて真面目な一枚を聞いた。
田中 望さん(レボリューション PR プレス)
「ヨシオクボと忍者ハットリくんの奇跡のコラボ。どうしたってハズシになってしまうデザインと、つぶらな瞳にやられてしまいました! 程よいオーバーサイズや丁寧な仕立てなど、実はシルエットがモダン。スラックスに革靴など、合わせるアイテムをきれいにまとめてイラストを主張させたい」
西野大士さん(NEAT デザイナー/にしのや ディレクター)
「僕が好きなフォトグラファーの柏田テツヲと一緒に作っているMileの一枚。インパクトあるアメリカ人のおじさんが肝ですね。いったい誰なんでしょうか(笑)。爽やかだけどユルい。ボディのPRO CLUBは肉厚なアメリカ綿を使っていて、ちょうどいい感じに詰まったネックも全然クタらない!」
水澗 航さん(ENKEL/STUDIO FABWORK 主宰)
「グラフィックデザイナーの立花文穂さんの作品が、紙の上ではなくTシャツというキャンバスに落とし込まれているところに惹かれました。完成されているけどどこか抜け感のあるムードが愛らしいなと。アートな表情ですがボディはUnited Athleなので、ガシガシ着られちゃうところもお気に入り」
綾 瞳さん(会社員)
「2019年の夏に出張で訪れたポートランドで購入しました。何より惹かれたのは“CRAP”の文字。スラングですが、ポップな色使いとフォントで表現することで言葉本来の意味をうまく中和しているところが好き。ペイント系のデニムに紺のブレザーを合わせて、タックインはマストです」
三浦良介さん(URBAN RESEARCH マーケティングマネージャー)
「友人がグアムのお土産で買ってきてくれたグアム大学のプリントTは、野暮ったい雰囲気に古着らしいフェード感のバランスがきいていて、バックプリントのいなたさやサラッとした着心地も抜群。スラックスとクラークスのキレイめスタイルに、ハズシとして着用したら面白いかなと思ってます」
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Text:Kanae Hidaka Hisamoto Chikaraishi