この春夏はいろいろな服に挑戦したい気分だ。それこそ去年とはあからさまに違っていたい。だけど大人らしくきちんとは見せたいし、正直コーディネートでは楽もしたい…なんてわがままか? やはりここは俺たちが頼りにしている“ふたつでひとつ”に任せよう。まだまだセットアップが必要だ。
この夏こそ色に挑戦してみる
オーラリーの中間色は馴染みがよすぎる!
これまであまり色物に手が伸びてこなかったけど、今年こそは晴れやかな色に挑戦したい。なんたって気持ちが上がるから。これはフレッシュなイエローと馴染みのいいベージュのいいとこどりで実にオーラリーらしい色味。極細繊維「スーパー120’sウール」を強撚糸にした高密度の生地だから、ドライタッチで美しい張りもある。ハーフコート仕立てのジャケットに、パンツは程よいテーパードだから、色味と相まっていっそう上品さを醸し出している。
ジャケット¥85,800・パンツ¥41,800/オーラリー シャツ¥39,600/ロエフ(ロエフ 六本木店) スニーカー¥11,990/ニューバランス(ニューバランス ジャパンお客様相談室)
サックスブルー×シャツで爽やかさを全開に
いわゆるワークウェアは直球の色味だと男らしすぎるが、爽やかなサックスブルーであれば、クリーンな印象もあるから言うことなし。おまけにジップアップシャツのセットアップなのでさらっとはおるだけで様になる。
シャツ¥23,100・パンツ¥17,600/ワーダー Tシャツ¥14,300/ロエフ(ロエフ 六本木店) キャップ¥13,200/キジマ タカユキ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店) ポケットに差したサングラス¥48,400/アイヴァン 7285(アイヴァン 7285 トウキョウ) シューズ¥115,500/フラテッリ ジャコメッティ(ウィリー) 手に持ったボトル¥2,200/KINTO
真っ赤ではなくちょっと“くすみ”を狙う
ガチな赤だとちょっと気がひけるが、新進気鋭のドメスティックブランド、カルの手がける赤は程よくくすんでいて思った以上に馴染みがいい。独特のとろみのある光沢感はシルクとリネンによるもので、やわらかな落ち感も魅力的。ビッグサイズなので、インには襟のあるストライプシャツで品よく締めるのがベター。
ジャケット¥52,800・パンツ¥38,500/カル シャツ¥9,900/アークテリクス(アークテリクス コールセンター/アメア スポーツ ジャパン) スニーカー¥64,900/コモン プロジュクト(シップス 渋谷店)
洗いざらしのピンクは思ったより男前
せっかく色に挑戦するならピンクはどうだろう。アンデコレイテッドのセットアップはヴィスコースと麻の一種であるラミーの混紡で、しっとりとした光沢とネップが混ざり合った絶妙な生地。洗いをかけているからかわいげの中にラフなムードが漂う。とはいえ安直に白Tなど合わせるよりも、くすんだブラウンのようなダスティカラーで大人な雰囲気に寄せてしまおう。
ジャケット¥58,300・パンツ¥36,300/アンデコレイテッド ニット¥25,300/ロエフ(ロエフ 六本木店) スニーカー¥22,000/ヴェジャ(シードコーポレーション)
Photos:Masaya Takagi
Hair&Make-up:Shotaro[sense of humor]
Stylist:Shota Iigaki
Models:Kou Hiro