いつも同じ色やアイテムを着ている印象が強い人こそ、そこにたどり着いた経緯や、着こなしのこまやかな違いが気になる。一貫したスタイルをもつおしゃれな大人に、着こなしの考えを聞いた。ネイビーのパンツと白スニーカーのコーデがトレードマークなのは「東京スニーカー氏」としてもおなじみの、エディター小澤匡行さん。
小澤匡行さん/エディター
本誌連載「教えて! 東京スニーカー氏」でお馴染み。白スニーカーは清潔に保つため、例えばエアフォース1は1年に一度買い替える。ほか、白いスタンスミスは20足以上も所有!
ネイビーパンツ×白スニーカー
AKAPTAIN SUNSHINE オーバーパンツ COMME des GARÇONS×NIKE エアフォース1 MID
丈が短いキャプテン サンシャインのオーバーパンツには、ミッドカットのエアフォース1。「丈とカットの相性がピッタリ。ほかと比べてボリューミーな太さを楽しめます」。
BH BEAUTY&YOUTH ウールスラックス Reebok×Maison Margiela クラシックレザー・タビ
H B&Yのスラックスは、細身でドレッシーな佇まいが特徴。足元は名作、クラシックレザーがベースのリーボック×マルジェラでシャープに。
CCOMOLI ウールギャバ イージーパンツ New Balance M991
素材違いで3本所有するコモリのイージーパンツには、ニューバランスのM991。「このリラックスした組み合わせが最も自然体でいられる。
DSTÜSSY ビーチパンツ asics ゲルライト5
ストリートブランドもネイビーではきこなす。「ステューシーのビーチパンツはロゴも目立たず、わりとどこへでもはいて行ける。2万円しない価格も魅力ですね」。あえてスポーティなアシックスで足元をハズすことで、ファッションとして楽しんでいる主張にもなるという。
ストイックに見えるけど実は幅広いアイテム選び
ネイビーのパンツに白スニーカー。思えば10年ほど前からこのスタイルですね。それまでは軍パンや短靴も多かったけど、当時のベーシックブームと、自分が30代に入ったこともあって楽な格好にシフトしたんです。でも落ち着いて品のある雰囲気は大事にしたい…そこでドレススタイルで学んだネイビーと白の合わせを転用してみようと。
色を固定するだけでずいぶん楽になったし、スタイルが固まっている印象も悪くない。でもファッションは大好きだから、その条件の中でイージーパンツやスラックスもはくし、足元もローテクやブランドのコラボものなど幅広く持っていたりします。一見ストイックに感じるけど、実は細かく違っているんです(笑)。
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Illustration:Yoshifumi Takeda