何を入れるか、何が入るか!? 考えるだけで楽しくなるラグジュアリーブランドのミニバッグを持って、想像を膨らませてみたら…。
HERMÈS
柔らかなシボ革を使用し、マチがほぼない薄手でエレガントな佇まいが魅力。背面に配されたふたつのスリットポケットはスマホがすっきり収まるサイズ。バッグ 縦16㎝×横24㎝×マチ1㎝ ¥520,300/エルメス(エルメスジャポン)
オクトシヒロさん (スタイリスト)
Tイチでも着こなしを成立させてしまう最上のアクセサリー
柿本陽平さん (ブルーム&ブランチ ディレクター)
外側はシボ革だけど、内側は滑らかなスムースレザー。出し入れするときの手触りを第一に考えるエルメス流の上質哲学を実感できた。
古明地拓朗さん (レショップ マネージャー)
サコッシュ風ですがサイドに少し拡張できる隠しマチが入っているのが面白い。凝っていることを主張しない、なんてことない落とし込みがすごすぎる。
今泉 悠さん (ayame デザイナー)
スモーキーなブルーグレーが上品。あえて上下スウェットのようなスタイルに、さらりとこれを斜め掛けできたら真の大人になれそう。
FENDI
キャンバス生地を編み上げ、ハンドバッグとしてもショルダーとしても活躍必至。中は3層の設計で、ジップポケット部分は取り外すとポーチになる。バッグ 縦25㎝×横26㎝×マチ10.5㎝ ¥536,800/フェンディ(フェンディ ジャパン)
片貝 俊さん (スタイリスト)
男が小さな編み上げバッグを手持ち・・・愛嬌があってアリ
佐藤リッキーさん (デザイナー・YouTuber)
大好きなブランドのひとつ。定番のピーカブーを、このサイズ、質感で仕上げるブランドの遊び心に拍手。リゾートで優雅に持ちたい。
安武俊宏さん (BEAMS プレスチーフ)
こうした編みのバッグは細部の処理が気にかかることも多いけど…余計な心配だった。とても丁寧な処理。堅牢なのでカジュアルに使えるはず。
速水健朗さん (ライター・エディター)
実際の使い勝手はさておき、ひと目で高級さを感じられる佇まいがいい。モノを詰め込みすぎず、ゆとりあるライフスタイルを意識して使いたい。
MARNI
人気のポーターコラボ最新作で定番を小型化した「ミニ ヘルメット バッグ」。手持ちハンドルを背側だけにすることで荷物の出し入れがスムーズに。バッグ 縦18㎝×横15㎝×マチ3㎝ ¥33,000/マルニ(マルニ 表参道)
藤村雅史さん (アートディレクター)
ヘルメットバッグをそのまま小さくする発想だけで買い
宮本哲明さん (MIYAMOTO SPICE 代表)
色の力ってすごいもので、小物で一点イエローが入るだけで気分も明るくなる。車に乗るときや、休日のお出かけ用に使いたい。
髙橋義明さん (モデル・アーティスト)
ポーターとのコラボは安心感のあるナイロンが好き。携帯に財布に、ちょっとしたお菓子なんか買っても入りそうな小さすぎない点はポイントが高い。
水澗 航さん (ENKEL/STUDIO FABWORK 主宰)
大きめのジップで開閉しやすいので休日に家族で公園に行くときに使いたいミニバッグ。遠くにいる子どもでも見つけやすい色が実は大切。
BURBERRY
開口部の折り返しを上げてショルダーストラップを取り外すことでハンドバックとしても使える珍しい逸品。内ポケットをふたつ装備。バッグ 縦13㎝×横22.5㎝×マチ6㎝ ¥253,000(予価)/バーバリー(バーバリー・ジャパン)
松本雄司さん (モデル)
バッグ一つで白Tスタイルが洗練される
川辺圭一郎さん (TOMORROWLAND PR)
ドレッシーなスタイルにも難なくはまる上品なチェックに惹かれる。モノを入れても形崩れしないハードなレザー使いで毎日の通勤でも安心。
中野健吾 (UOMO編集部)
ミニバッグに関しては並々ならぬこだわりがあるが、ウール地のチェックにはやられた。冬、コートに合わせても普通なので夏の軽装でトライしたい。
秋山貴紀さん (スタイリスト)
美しいシルバー金具がツボ。オールブラックのコーディネートに合わせても、チェックと金具がアクセントになってバッグ自体が映えそう。
GIORGIO ARMAN
グレージュで優しい風合いのスエードのボディと、モダンなスムースレザーのベルトのコントラストがかっこいい。バッグ 縦7㎝×横28㎝×マチ5㎝ ¥140,800/ジョルジオ アルマーニ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン)
畠中将秀さん (オーバーリバー PR)
財布代わりに身につけたら見た目も防犯面も安心できる
宮田恵一郎さん (エディター)
斜め掛けするよりベルト代わりに腰に巻きたいバッグ。結局のところ何も入らないかもしれないが、実用性を考えることが野暮に思える。
山本雄生さん (フォトグラファー)
バイクに乗るときにちょうどいい。バブアーとか武骨なアウターとも相性がいい。鍵と必要な小物だけを入れるなら十分だがスマホが入らないのが残念。
松川 総さん (スタイリスト)
スーツでもドレッシーすぎないものならマッチするのでは。ベルト代わりにウエストに巻いていたら、スタイリングの中で光りそう。
Photos:Yuki Kumagai
Stylist:Toshihiro Oku
Text:Takako Nagai