英国の老舗肌着メーカーのサンスペルが、同じ英国出身ミュージシャンであるポール・ウェラーとコラボ。2月24日から発売予定だ。“モッズの父”と称される、ポール・ウェラーがデザイン監修したアイテムは、大人男子必見のモッズテイスト!
1850年に英国で創業した肌着メーカーの老舗「SUNSPEL(サンスペル)」が、同じ英国出身のミュージシャンであり“モッズの父=The Modfather”と称される、ポール・ウェラーとのコラボを発表。サンスペル 表参道店ほか実店舗と公式オンラインストアで2月24日から発売予定だ。
驚くべきことに、本コラボ「SUNSPEL and Paul Weller(サンスペル&ポール・ウェラー)」では、ポールが自ら本格的なデザイン監修を行なっている。
ヘンリーネックTシャツは、袖口にリブの付いたやや長めのショートスリーブで、布帛を使った前立てが特徴のクラッシックなデザイン。一枚でラフに着ても様になる。
今回のセッションが結実した背景も興味深い。英国ダービーシャー州エレウォッシュ地区にある人口4万人弱の小さな町、ロング・イートンにある「サンスペル」の自社工場に招かれたポールは、生産過程をつぶさに見学。
その後、ポールがデザインスケッチを描き、生地選びやアーカイブロゴの取扱いを含むクリエイティブ全般に関わった本気のアパレルが誕生した。
1977年にロックバンド「The Jam(ザ・ジャム)」のボーカルとしてデビュー(~1982年)し、1982年の暮れに結成(~1990年)した「The Style Council(ザ・スタイル・カウンシル)」のフロントマンを経てソロに転向。
昨年の2020年7月に発売された最新アルバム『On Sunset』が全英チャート初登場1位を獲得するなど、御年62歳を迎えた今も精力的に活動している。
キャリア初期のポールは、1950年代後半から1960年代中頃にかけて一大ムーブメントになったモッズ・ファッションをメディア露出の際に取り入れていた。
そのモッズを象徴するアイテムがポロシャツ。左胸に刺繍された“Sun and Clouds”のアーカイブロゴは、ポールのアイデアによるもの。
本コラボももちろん、ポールのように1番上までボタンを留めて着こなしたい。
シンプルな着こなしでモッズ・ファッションを楽しめるアイテムが、バイカラーのコントラストが効いたリンガーTシャツ。ラズベリー、アボカド、アーカイブホワイトの3色展開で、上質な着心地は素材にある。
「サンスペル」が生産を始めた最初期のTシャツに使用されていた強撚ライルコットンを再現した、米国産ピマコットンが使用されているのだ。
また、カットソーやアンダーウェア以外に、コーディネート可能なニットやアウター、ボトムスまで揃う。
メリノウールを使用したファインゲージのニットは、英国らしくカレッジジャンパー(MERINO COLLEGE JUMPER)と命名。リンガーTシャツと同じく、コントラストを効かせたネックと左腕に入ったラインがポイントだ。
チノトラウザーは生地の表面を微起毛させたコットン素材で、ストレッチ混のスリムフィット。細身でも快適な履き心地は、さすが「サンスペル」。
注目は一枚仕立てのステンカラーコート。リサイクルポリエステルを使ったサステナブルな逸品は、春夏を通してヘビロテ必至のハイ・ラグジュアリーだ。
この構図、音楽好きの“文化系男子”はピン!とくるはず。
実は、「ザ・ジャム」を解散させ、新たに結成した「ザ・スタイル・カウンシル」から1984年3月にリリースした1stアルバム『Cafe Bleu(カフェ・ブリュ)』のジャケ写もモノトーン。しかもステンカラーコートを着用している。ファンなら一度はポール・ウェラー気分でステンカラーコートを羽織ったことがあるはず。
2月24日の発売前から、すでに第2弾が期待されるポール・ウェラーの「サンスペル」愛。これもロックだ。
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発売日:2021年2月24日(水)
販売店舗:SUNSPEL各店舗、公式オンラインストア
問い合わせ先:サンスペル 表参道店 TEL:03-3406-7377
www.sunspel.jp