荷物が少なければバッグだってちいさくたっていいわけで。もしろそのほうが身軽だし実用的。臨機応変に軽やかにバッグを使い分けるファッションの達人たちに使えるサブバッグを聞いてみた。

Hervé Chapelier あれこれ試した結果、やっぱりシンプルがいちばん
山本雄生さん(35歳・フォトグラファー)
丸1年くらい愛用しているポーチはエルベシャプリエ。「暖かくなった春先頃にはポケットのないパンツをはく機会が増えるので、そのために購入。これに出会う前は、ウエストポーチとかいろいろ試してみたんですが、エルベがいちばん自分的にしっくり!」。

MARNI 毎度話してますが「かわいい」と言われたい。それだけです
片貝俊さん(35歳・スタイリスト)
とにかくかわいいもの好きで知られる片貝さん。サブバッグもやっぱり…かわいい! 「“かわいい”予算として毎月自動的に5万円を計上していて、これもその予算で。『えっ、何なの、このファーは!?』って惹かれて購入したものの、使い始めたら思ったより便利」。

Supreme オーバーサイズのコートにこのミニサイズがいいんです
オクトシヒロさん(40歳・スタイリスト)
常にオーバーサイズを好むスタイリスト、オクさんは旅行先ではミニショルダー派。「旅先では財布にカメラ、あとはサングラスが入ればOKなので。ずっと小さいバッグを探していたんですがいいものが見つからなくて。やっとこれだ!ってものに出会えました」。

il micio 長く使い込むにつれて、柔らかくなる。それもいい
西野大士さん(34歳・にしのや ディレクター)
「普段は完全に手ぶら派。PCに手帳、仕事道具一式は自宅に持ち帰らず事務所に(笑)」と西野さん。愛用サブバッグはイタリア在住の日本人がデザインをする革小物ブランド。「下にいくにつれて編みの隙間が細かくなるのでモノを落とす心配はありません(笑)」。

HERMÈS 布製だから洗えるし、汚れを気にせず使ってます
神谷真太郎さん(34歳・トゥモローランドメンズバイヤー)
「大学生のときに海外旅行先で購入したものなので、かれこれ14〜15年は使ってます」と年季の入ったポーチはなんとエルメス。「サブバッグは、春夏にもっぱら愛用。薄着になってポケットに何も入れたくない…ってときに財布にスマホ、たばこをこの中に」。

ARTS & SCIENCE ストラップの太さとかちょっとした部分もツボだったり
水澗航さん(36歳・スタジオ ファブワーク ディレクター)
「主にレセプションにちょっと顔を出すときや、休日に持ち歩いてます」というアーツ&サイエンスのミニショルダー。「ブランド感が出すぎていたり、主張の強いデザインは好みじゃない。これはシンプルで雰囲気も落ち着いていて…何より純粋に作りがいい」。