2020.12.20
最終更新日:2024.03.07

定番ミリタリー「スノーパンツ」、スタイリスト対抗・文化系大人コーデ対決

ここ最近、モダナイズされることも多い4種類のミリタリーウェアを使って、本誌でもお馴染みのスタイリストがコーディネートバトル! 三者三様のスタイリングから“ガチモノ”の着こなしの正解を考える。

SNOW PANTS

[ スノーパンツ ]

定番ミリタリー「スノーパンツ」、スタイリの画像_1

素材感で変化をつけた、冬の白

池田尚輝さんプロフィール画像
池田尚輝さん

武骨なのに上品、それがスノーパンツの長所です。色は真っ白よりオフホワイトに近く、張りのある生地感で男らしくもあります。その存在感に負けないよう、トップスには馬の毛を使った立体感のあるシャツを合わせ、トーン・オン・トーンでも奥行きを演出。ただし、爽やかさより温かみのある白で、冬でも寒々しく見せないことが肝要です。軍モノがルーツのニットやシューズを合わせ、ミリタリー感も薫らせて。

ヴィンテージのパンツ¥7,000/ジャンティーク シャツ¥73,000・中に入れたダウンパック(4個セット)¥15,000/CLASS(ウィリー) ニット¥43,000/ストーンアイランド メガネ¥45,000/アヤメ シューズ¥65,000/パラブーツ(パラブーツ青山店)


定番ミリタリー「スノーパンツ」、スタイリの画像_2

今の機能服ともすんなりマッチします

片貝 俊さんプロフィール画像
片貝 俊さん

スノーパンツは太くて粗野な感じがあって、白パンといえどコンサバに見えないのがいい! 白パンは汚れやシミがあると目立ちますが、スノーパンツはそれさえもアジとして風合いよく見えるから、雑に扱っても平気です。トップスにもってきたのは、ソロテックス®の高密度タフタを使った襟付きのプルオーバーシャツ。戦場で重宝されたクラシカルな機能と、現代のファンクションのマッチングも狙ってみました。

ヴィンテージのパンツ¥8,000/ダメージドーン セカンド プルオーバーシャツ¥48,000/グラフペーパー カットソー¥18,000/ソフネット(SOPH.) ブーツ¥79,000/オーラリー


池田尚輝さん
アートや建築、洋服でもヴィンテージに詳しく、ミリタリーアイテムへの造詣も深い。玄人筋を納得させながら、今の空気感をとらえた絶妙なスタイリングはミリタリー初心者にも優しい。

片貝 俊さん
軍モノの宝庫・高円寺に足を運び、ミリタリーウェアの時代を超えるデザイン性の魅力に気づかされたという氏。ミリタリースタイルの固定観念にとらわれないユニークなアイデアで勝負。



Photos:Arata Suzuki[go relax E more]
Hair&Make-up:AMANO
Stylist:Naoki Ikeda Shun Katakai Takeshi Toyoshima
Model:Rihito[UOMO Model]
Composition&Text:Masato Nachi

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