限りあるお金をどこに使って、どこにかけないのか、センスのいい5人に「正しい」課金方法を取材。ものの値段だけに縛られない審美眼が見えてくる。
Profile
2008年に店舗の内装デザインを手がけるアネアデザイン設立。塊根植物や多肉植物を扱うボタニカルショップ「ボタナイズ」や「アネアカフェ」も経営し、多方面で活躍。首から下げているのは自社とotiiのコラボで作ったマスク型のマスクケース。「抜けているものに本気です」。
「抜けているもの」にお金をかけたい
「いわゆる一生モノとかスタンダードってあると思いますが、僕は興味がないんです。もっぱら値段ではなく佇まい自体が“抜けているもの”にお金をかけるのがモットー。スウェットならソリッドな無地ではなく刺繡が入っていたり、帽子ならもこもこした耳当てがついていたり…。好きなジャンルが決まっているので、オンラインでもオフラインでも、その範疇で自然と絞り込み検索しているという(笑)。アート作品もですが、とにかくコレクター気質なんだと思います。ブランドにはこだわりがないので、モノ自体にちょっとのディテールの違いを見つけては、喜んで課金してしまう。ちなみに金額的意味での“抜くところ”は500円で通販しているフルーツオブザルームのインナー用Tシャツなど、人に見えないところばかりです」
おしゃれな大人が贈りたいギフトを厳選!
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Photos:Yuka Uesawa
Text:Takako Nagai
Text:Takako Nagai